
今回は、2027年の大河ドラマ『逆賊の幕臣』について、発表済みのキャスト・あらすじ・人物の関係を、幕末の史実とあわせてわかりやすく丁寧に解説していくよ!放送前だから本編の場面には触れずに、「いまわかっていること」だけを整理していくね。
「逆賊」と聞くと、国にそむいた悪者を思い浮かべる人が多いかもしれません。ですが実は、2027年の大河ドラマ『逆賊の幕臣』の主人公・小栗忠順は、幕末の幕府で財政・外交・軍事を任され、近代的な国づくりを急いだ人物とされています。
ドラマは、その小栗を主人公に、幕府の側から幕末を描く作品として発表されています。
この記事では、発表済みのキャスト、発表されているあらすじ、人物どうしの関係、放送までの予習の進め方をまとめました。放送前なので本編の場面には触れず、新しい発表があるたびに内容を更新していきます。
大河ドラマ『逆賊の幕臣』とは?放送日・主演・脚本

作者:撮影者不明/出典:Wikimedia Commons/ライセンス:Public Domain(ファイルページ・PD表記)
原典:『小栗上野介忠順公を憶ふ』(国立国会図書館)
- 2027年1月10日(日)に放送開始予定。主演は松坂桃李(小栗忠順役)、ライバルの勝海舟役は大沢たかお、脚本は安達奈緒子、語りは青木崇高
- 幕府を「改良」しようとした小栗と、「解体」も辞さない勝。二人の道が分かれていく幕末を描くと発表されている
- この記事では、発表済みの配役(第8弾まで32人・2026年11月2日時点)、史実の年表、予習の進め方を整理
『逆賊の幕臣』は、2027年1月10日(日)に放送開始が予定されている大河ドラマです。主人公の小栗忠順を演じるのは松坂桃李、ライバルの勝海舟を演じるのは大沢たかお。脚本は安達奈緒子が担当します。
時代考証は岩下哲典・門松秀樹、制作統括は勝田夏子・深川貴志と発表されています。
語りは、小栗の盟友・栗本鋤雲を演じる青木崇高が兼ねます。2026年10月31日に群馬県高崎市で開かれたイベントで発表されました。青木にとって大河ドラマの出演は5作目で、語りを務めるのは初めてです。
音楽は大間々昂が担当し、テーマ曲は広上淳一の指揮、NHK交響楽団の演奏です。題字は木谷友亮が手がけ、松坂桃李演じる小栗の姿を大きく写したキービジュアルも公開されています。
放送はNHK総合が毎週日曜の午後8時から8時45分までで、初回は15分の拡大版です。NHK BSは毎週日曜の午後6時から、BSプレミアム4Kは毎週日曜の午後0時15分からで、総合の再放送は翌週土曜の午後1時5分からと案内されています。NHK ONEでの同時配信・見逃し配信も予定されています。
初回放送日の2027年1月10日には、高崎市・函館・彦根・横須賀の4か所で、キャストが参加するパブリックビューイングが予定されていると報じられています。高崎会場の群馬音楽センターは事前申込制で、締切は2026年12月4日です(高崎市公式サイトより)。
なお、公式発表では「脚本・安達奈緒子」と案内されていて、原作についての記載は確認できていません(2026年11月2日時点)。

小栗忠順って、授業で名前を聞いたような、聞いてないような…。どんな立場の人なの?

幕末の江戸幕府で、お金のやりくりや外国との交渉を任されていた、幕府側の役人だよ。授業では大きく取り上げられることが少ない人物だから、ピンとこなくても大丈夫。西郷隆盛みたいな「新しい政府をつくった側」の有名人とは逆に、幕府を支える側にいた人なんだ。
タイトルの「幕臣」は、将軍に直接仕えた家臣のことです。なかでも、将軍に会うことを許された身分の高い家臣を旗本といい、小栗家もその旗本でした。
一方の「逆賊」は、主君や国にそむいた者という意味の言葉です。発表では、小栗は新政府から「逆賊」と見なされた人物として紹介されています。
幕府に仕え続けた家臣が、なぜ「逆賊」と呼ばれることになったのか。その手がかりは、発表されているあらすじの中にあります。次の章で、史実の年表と重ねながら見ていきましょう。
発表あらすじを史実の年表で読む
発表されているあらすじは、大きく3つの場面に分けて読むことができます。ここでは場面ごとに内容をまとめ、そのあとで史実の年表に重ねてみます。
発表あらすじの3つの場面

作者:Mathew Brady/出典:Wikimedia Commons/ライセンス:Public Domain(ファイルページ・PD表記)
原典:『幕末・明治の古写真』(Commons記載の出典)
場面①:1860年、アメリカへ渡る
あらすじは1860年から始まります。小栗は、日本で初めてアメリカへ送られた使節団=遣米使節の中心メンバーとして、アメリカの軍艦ポーハタン号に乗り込みます。
同じとき、幕府の軍艦・咸臨丸で海を渡ったのが勝海舟です。発表あらすじでは、勝は体調を崩して悔しい思いをしたとされています。
のちの時代には咸臨丸の航海が偉業として語られる一方で、小栗は新政府から「逆賊」と見なされ、その働きは長く表に出てこなかった――。あらすじは、こうした語りから始まります。
なお史実では、この使節の目的は、日米修好通商条約を正式に成立させるための文書(批准書)をアメリカで交換することでした。
場面②:幕府の立て直しに走る
小栗を最初に引き立てたのは、大老の井伊直弼だと紹介されています。アメリカで西洋の文明を目にした小栗は、近代的な国づくりを急ぎます。
※大老:非常時などに、老中(ふだんの政治を担当する役職)の上に置かれた幕府の最高職。
ところが井伊は桜田門外の変で暗殺され、幕府をとりまく状況は厳しさを増していきます。
あらすじに並ぶのは、朝廷による開国への反対、生麦事件とその賠償金、和宮の降嫁、将軍の上洛、そして長州征討です。このうち賠償金や降嫁、上洛、長州への出兵は、幕府のお金を大きく減らす出来事として挙げられています。
※降嫁:皇族の女性が、皇族ではない家へ嫁ぐこと。和宮は天皇の妹で、将軍の妻となりました。
※上洛:京都へのぼること。
そこへ西郷隆盛たち薩摩・長州の勢力と、欧米の強国が圧力をかけてきます。小栗は幕府の財政・外交・軍事を引き受けて走り回る――。これが2つ目の場面です。
場面③:フランスの支援と、勝との分かれ道
小栗はフランスの支援を取り付けますが、将軍・徳川慶喜の本心が見えなくなっていく、とあらすじにはあります。
一方の勝は、薩摩・長州やイギリスとつながりを持ち、自分なりの近代化を思い描くようになります。
幕府を「改良」したい小栗に対して、勝は幕府を「解体」することになっても力のある個人を活かしたいと考えます。二人の道が分かれていくところまでが、発表されている内容です。

名前を聞いたことがある事件ばかりだけど、順番があやふや…。ドラマを見る前に、どれを押さえておくと話が追いやすいの?

あらすじに出てくる出来事を、このあと年表に並べてみたよ。全部を覚える必要はなくて、「1860年のアメリカ行き」「井伊直弼の暗殺」「1868年」の3つを目印にすると、流れがつかみやすいんだ。気になった事件は、リンク先の記事でゆっくり読んでみてね。
年表で見る1853〜1868年
ここからは、あらすじに出てきた出来事を史実の年表に置いてみます。年は教科書と同じ数え方(旧暦の年をそのまま西暦に置き換えたもの)で示しています。
年表の前半は、開国までの流れです。1853年のペリー来航をきっかけに、1854年に日米和親条約、1858年に日米修好通商条約が結ばれました。
この条約などに反対した大名や公家(朝廷に仕える貴族)たちを、井伊直弼が処罰したのが安政の大獄です。
まん中の1860年から1864年が、場面①と②にあたります。1860年には、遣米使節の出発と桜田門外の変に加えて、金の海外流出を止めるために金貨を小さくつくり直す万延貨幣改鋳も行われました。
1862年の生麦事件は、1863年の薩英戦争につながります。同じ1863年には、会津藩や薩摩藩が長州藩の勢力を京都から追い出す八月十八日の政変が起こりました。
1864年、京都へ攻めのぼった長州藩が敗れたのが禁門の変です。これを受けて幕府が長州藩へ兵を向けたのが第一次長州征討で、長州征討はこのあともう一度行われます。
年表の後半が、場面③の時期です。1866年に薩摩と長州が薩長同盟を結び、1867年には将軍慶喜が政権を朝廷に返す大政奉還、続いて新しい政府の成立を宣言する王政復古の大号令が出されます。
1868年、鳥羽・伏見の戦いから戊辰戦争が始まり、江戸城は江戸城無血開城によって、戦わずに新政府側へ明け渡されました。
次の年表の最後の行は、小栗忠順の史実上の最期に触れます。ドラマで初めて知りたい場合は、最後の行を読み飛ばしてください。
- 1827年小栗忠順が生まれる
旗本・小栗家の子として江戸に生まれたとされます。
- 1853年ペリーが来航する
アメリカの艦隊が来航し、幕府は開国を迫られます。
- 1854年日米和親条約が結ばれる
2つの港を開き、鎖国の体制が終わります。
- 1858年日米修好通商条約が結ばれ、安政の大獄が始まる(〜1859年)
大老の井伊直弼が条約を結び、反対する人々を処罰します。
- 1860年遣米使節が出発、桜田門外の変、万延貨幣改鋳
発表あらすじが始まる年。井伊直弼が暗殺されます。
- 1862年和宮と将軍家茂の婚儀、生麦事件
薩摩藩士がイギリス人を斬り、賠償金が問題になります。
- 1863年将軍家茂が上洛、八月十八日の政変
将軍が京都へのぼり、長州藩の勢力が京都から追われます。
- 1864年第一次長州征討
発表あらすじで、財政難の一因とされている出兵です。
- 1866年薩長同盟、将軍家茂が死去、孝明天皇が崩御(年末)
薩摩と長州が手を結び、将軍と天皇が相次いで亡くなります。
- 1867年大政奉還、王政復古の大号令
将軍慶喜が政権を朝廷に返し、新しい政府がつくられます。
- 1868年鳥羽・伏見の戦い、江戸城無血開城
旧幕府軍が敗れ、江戸城は戦わずに明け渡されます。
- 1868年小栗忠順の最期(史実上の最期に触れます)
新政府軍に捕らえられ、命を落としたとされます。
年表で流れをつかんだところで、次の章では物語の軸になる二人の立場を整理します。
「改良」の小栗と「解体」の勝――二人の立場

作者:撮影者不明/出典:Wikimedia Commons/ライセンス:Public Domain(ファイルページ・PD表記)
原典:東洋文化協會刊『幕末・明治・大正 回顧八十年史』
発表あらすじの軸になっているのは、小栗と勝の立場の違いです。

画像:AI生成・まなれき編集。肖像はPD資料を参考に再構成。
肖像参考:小栗忠順(撮影者不明)、勝海舟(撮影者不明)/出典:Wikimedia Commons/ライセンス:Public Domain。
小栗は、幕府の財政を預かる勘定奉行などを務めた人物です。発表あらすじでは、幕府という仕組みを「改良」して、近代的な国をつくろうとする立場に置かれています。

勘定奉行っていうのは、幕府のお金の出入りを管理する役職のこと。今でいう財務大臣に近いイメージだよ!小栗はほかにも、外国との交渉や軍艦にかかわる役職を任されているんだ。
一方の勝海舟は、小栗と同じ1860年にアメリカへ渡った幕臣です。発表あらすじでは、薩摩・長州やイギリスともつながりを持ち、幕府を「解体」してでも実力のある個人を活かそうとする立場とされています。
同じ幕府の家臣で、同じ年に海を渡った二人が、国の行く先をめぐって別の答えにたどり着く。発表では、勝は小栗のライバルであり、理解者でもあると紹介されています。

幕府には、まだ直せるところがある。仕組みを改めて力をつければ、この国は外国とも渡り合えるはずだ。

古い器にこだわってちゃ、間に合わねえよ。幕府がなくなったって、力のある人間が働ける国になりゃあいいのさ。

実際にドラマでどう描かれるかは、放送が始まってからのお楽しみだね!
勝の家族からは、妻のたみの登場が発表されています。演じるのは瀧内公美です。
二人のことをもっと知りたいときは、それぞれの人物の解説記事もあわせて読んでみてください。では、この二人のまわりにどんな人物が配置されているのか。次の章で全体を見わたします。
人物相関とキャスト
ここで紹介するキャストは、第8弾(2026年10月9日発表)まで・32人です(2026年11月2日時点)。全出演者が確定したという意味ではありません。
新しい発表があれば、下の表に行を追加していきます。
人物の関係は、小栗忠順をまん中に置いて、5つのグループに分けると整理しやすくなります。
①小栗家と仲間たち
家族は、父の小栗忠高、母のくに、妻のみち、養子の小栗忠道、そしてみちの父の建部政醇です。
そこへ、学問の師の安積艮斎、盟友の栗本鋤雲、幼なじみの駒井朝温・滝川具挙・朝比奈昌広、小栗家の奉公人だった三野村利左衛門が加わります。
家臣の荒川祐蔵と武笠祐左衛門、領地の村のまとめ役である佐藤藤七も、このグループです。小栗の暮らしと仕事を、いちばん近くで支える人々にあたります。
②勝海舟とその家族
小栗のライバルであり理解者ともされる勝海舟と、その妻のたみです。小栗と同じ幕臣でありながら、別の道を選んでいく側として置かれています。
③江戸城の人々
将軍は、12代の徳川家慶、13代の徳川家定、14代の徳川家茂の3人です。
政治を動かす側には、老中の阿部正弘、小栗を引き立てる大老の井伊直弼、江戸の町奉行の鳥居耀蔵、水戸藩の藩主だった徳川斉昭が並びます。
④朝廷の人々
京都の孝明天皇と、その皇子の明治天皇、公家の岩倉具視と鷹司政通です。発表では、開国へ向かう幕府に圧力をかける存在として紹介されています。
⑤薩摩・長州と外国の勢力
やがて幕府を倒そうとする西国の勢力です。薩摩の島津斉彬・島津久光と、長州の吉田松陰・高杉晋作の配役が、第8弾で発表されました。あらすじに出てくる西郷隆盛と欧米の強国の人物は、まだ配役が発表されていません。
あらすじに名前が出てくる徳川慶喜・西郷隆盛・和宮の3人は、いずれも配役未発表です(2026年11月2日時点)。
また、史実で小栗と関わりの深いフランス公使ロッシュや、フランス人技師ヴェルニーといった人物は、発表あらすじに名前がありません。登場するかどうかは、現時点ではわかっていません。

32人もいると、名前と顔を覚えるだけで大変そう…。まずは誰から押さえればいいの?

最初は小栗忠順と勝海舟の2人だけで大丈夫!そのあと「小栗の家族」「将軍と井伊直弼」「朝廷」「薩摩・長州」の順に、小栗に近いところから外側へ広げていくのがおすすめだよ。「小栗から見てどんな相手か」で覚えていくと、人数が多くても混乱しにくいんだ。
役名と出演者は、次の表のとおりです。
| 役名 | 出演者 | 発表での位置づけ | 発表弾 |
|---|---|---|---|
| 小栗忠順 | 松坂桃李 | 主人公 | 第1弾(2025年3月3日) |
| 勝海舟 | 大沢たかお | ライバルにして理解者 | 第2弾(2025年10月23日) |
| 小栗忠高 | 北村有起哉 | 小栗の父(入り婿) | 第3弾(2026年2月24日) |
| くに | 鈴木京香 | 小栗の母(家付き娘として旗本の「家」を守る) | 第3弾(2026年2月24日) |
| みち | 上白石萌音 | 小栗の妻 | 第3弾(2026年2月24日) |
| 井伊直弼 | 岡部たかし | 小栗を見出す大老 | 第3弾(2026年2月24日) |
| 安積艮斎 | 中村雅俊 | 小栗の師 | 第3弾(2026年2月24日) |
| 栗本鋤雲 | 青木崇高 | 生涯の盟友。語りも担当 | 第4弾(2026年4月24日) |
| 駒井朝温 | 高橋光臣 | 幼なじみ。次男が小栗家の跡取りに | 第4弾(2026年4月24日) |
| 滝川具挙 | 宮野真守 | 幼なじみ。自宅は小栗家の隣、武断派 | 第4弾(2026年4月24日) |
| 朝比奈昌広 | 芝大輔 | 幼なじみ・旗本仲間 | 第4弾(2026年4月24日) |
| 三野村利左衛門 | 荒川良々 | 小栗家の奉公人から、のちに三井の大番頭に | 第4弾(2026年4月24日) |
| 徳川家慶(12代将軍) | 宅麻伸 | 「そうせい」の将軍 | 第5弾(2026年6月23日) |
| 徳川家定(13代将軍) | ふかわりょう | 「暗愚」と呼ばれた将軍 | 第5弾(2026年6月23日) |
| 徳川家茂(14代将軍) | 神尾楓珠 | 200年ぶりに上洛した若き将軍 | 第5弾(2026年6月23日) |
| 阿部正弘(老中) | 岩田剛典 | 「終わりの始まり」の幕府を任された若き宰相 | 第5弾(2026年6月23日) |
| 鳥居耀蔵(南町奉行) | 北村一輝 | 「妖怪」と呼ばれた町奉行 | 第5弾(2026年6月23日) |
| 徳川斉昭(9代水戸藩主) | 柄本明 | 幕政をかき乱す水戸の老公 | 第5弾(2026年6月23日) |
| たみ | 瀧内公美 | 勝海舟の妻 | 第6弾(2026年8月28日) |
| 小栗忠道(悌次郎) | 齋藤潤 | 小栗の養子。駒井朝温の次男 | 第6弾(2026年8月28日) |
| 建部政醇 | 飯尾和樹 | みちの父。播磨国林田藩の8代藩主 | 第6弾(2026年8月28日) |
| 荒川祐蔵 | 草川拓弥 | 小栗の従者 | 第6弾(2026年8月28日) |
| 武笠祐左衛門 | ANI | 小栗家の家老格 | 第6弾(2026年8月28日) |
| 佐藤藤七 | 甲本雅裕 | 上州権田村の名主 | 第6弾(2026年8月28日) |
| 孝明天皇 | 眞栄田郷敦 | 開国路線に立ちはだかる天皇 | 第7弾(2026年9月15日) |
| 明治天皇 | 奥野壮 | 孝明天皇の第二皇子 | 第7弾(2026年9月15日) |
| 岩倉具視(公家) | 山中崇 | 朝廷のフィクサー | 第7弾(2026年9月15日) |
| 鷹司政通(太閤) | 長塚京三 | 長く朝廷に君臨した重鎮 | 第7弾(2026年9月15日) |
| 吉田松陰 | 中村倫也 | 熱き志で倒幕派を突き動かす | 第8弾(2026年10月9日) |
| 高杉晋作 | 寛一郎 | 松陰の魂を継ぐ長州のカリスマ | 第8弾(2026年10月9日) |
| 島津久光(薩摩藩国父) | 斎藤工 | 兄の遺志を継ぐ薩摩の「地五郎」 | 第8弾(2026年10月9日) |
| 島津斉彬(11代薩摩藩主) | 西岡德馬 | 勝も心酔した開明派の巨星 | 第8弾(2026年10月9日) |
※役名・出演者の表記は、NHK財団が運営するステラnetに掲載された発表によります。発表弾と発表日は、2026年11月2日時点で確認したものです。
※このほか、高崎市公式サイトのパブリックビューイング案内(2026年10月31日更新)には、出演予定者として塚本真彦役の森岡龍の名前があります。キャスト発表の記事では確認できていないため、表には入れていません。
次の章からは、グループごとに一人ずつ見ていきます。
小栗家・恩師・盟友たち
まずは、小栗忠順のいちばん近くにいる人々です。家族、恩師、幼なじみと盟友、家臣たちの4つに分けて紹介します。

小栗家は「旗本」の家。旗本にとっては、家を絶やさず次の代へつなぐことがとても大事だったんだ。だから、跡取りの男子がいない家では、娘に婿を迎えたり、養子をとったりして家を守ったんだよ。このあと出てくる「入り婿」「家付き娘」「養子」は、ぜんぶ家を続けるための仕組みだと思って読んでみてね!
小栗家の家族

画像:AI生成・まなれき編集。肖像はPD資料を参考に再構成。
肖像参考:小栗忠順(撮影者不明)/出典:Wikimedia Commons/ライセンス:Public Domain。
小栗忠高は小栗の父で、演じるのは北村有起哉です。発表では、よその家から小栗家に入った婿(入り婿)として紹介されています。史実でも、旗本の中川家から小栗家へ婿養子に入った人物とされています。
母のくにを演じるのは鈴木京香です。発表では、小栗家に生まれて婿を迎えた「家付き娘」として、旗本の「家」を背負う存在に位置づけられています。
妻のみちを演じるのは上白石萌音です。みちの父は、播磨国(現在の兵庫県南西部)にあった林田藩の8代藩主・建部政醇で、こちらは飯尾和樹が演じます。
藩主は大名にあたります。大名の家と旗本の小栗家が、縁組みで結ばれていたことがわかります。
小栗家の跡取りとなる養子が小栗忠道で、演じるのは齋藤潤です。発表では、このあと紹介する幼なじみ・駒井朝温の次男とされています。主人公の忠順とは一字ちがいなので、読むときは混同に注意してください。

小栗のお父さんやお母さん、奥さんって、授業ではまったく出てこなかったよ。キャストに家族がこんなに多いのはどうして?

旗本にとって「家」は、身分も仕事も収入もまとめて受け継ぐ土台だったんだ。だから、どんな家に生まれて、だれと家族になったのかを知ると、小栗が幕府でどんな立場にいたのかが見えやすくなるよ。小栗本人の歩みは小栗忠順の解説記事にまとめているから、あわせて読んでみてね。
恩師・上司

画像:AI生成・まなれき編集。肖像はPD資料を参考に再構成。
肖像参考:小栗忠順(撮影者不明)、安積艮斎(椿椿山)、栗本鋤雲(撮影者不明)、三野村利左衛門(撮影者不明)/出典:Wikimedia Commons/ライセンス:Public Domain。
安積艮斎は小栗の学問の師で、演じるのは中村雅俊です。史実では江戸で私塾を開き、のちに幕府の学校である昌平坂学問所の教授も務めた儒学者とされています。
※儒学者:中国の孔子に始まる学問(儒学)を研究し、教える学者。
小栗を引き立てる上司にあたる井伊直弼は、次の章の「老中・奉行」でまとめて紹介します。
幼なじみ・盟友
栗本鋤雲は、発表で小栗の生涯の盟友とされる人物です。演じるのは青木崇高。史実では幕府の医師から転じて、外国との交渉を担当する外国奉行となり、フランスとのやりとりにあたったとされています。明治時代には、新聞の世界で活躍したことでも知られています。
青木はドラマの語りも兼ねます。制作統括の勝田夏子は、明治に新聞の主筆を務めた栗本なら、ジャーナリストとして、また幕府の生き証人として語るのにふさわしいと説明したと報じられています。
駒井朝温は小栗の幼なじみで、演じるのは高橋光臣です。先ほどの忠道の実の父にあたり、発表では次男が小栗家の跡取りになる人物として紹介されています。史実でも、幕府の役職をいくつも務めた旗本とされています。
滝川具挙も幼なじみの一人で、演じるのは宮野真守です。発表では、屋敷が小栗家の隣にあり、力で物事を解決しようとする「武断派」として位置づけられています。史実では、大名や役人を監督する大目付などを務めた旗本とされています。
朝比奈昌広は幼なじみの旗本仲間で、演じるのは芝大輔です。史実では、外国奉行や勘定奉行を務めたとされています。
三野村利左衛門は、小栗家の奉公人から、のちに豪商・三井の大番頭(店の経営を取りしきる責任者)になる人物です。演じるのは荒川良々。
史実でも、小栗家に仕えたのち両替商として身を立て、三井に迎えられて、明治時代に三井銀行の設立に力を尽くしたとされています。
家臣・従者・名主
荒川祐蔵は小栗に付き従う従者で、演じるのは草川拓弥です。
武笠祐左衛門は小栗家の家老格、つまり家臣たちのまとめ役にあたる人物で、演じるのはANIです。
佐藤藤七は、上州(現在の群馬県)の権田村の名主で、演じるのは甲本雅裕です。名主は村のまとめ役のことで、権田村は小栗家の領地のひとつだったとされています。
次の章では、小栗が仕えた江戸城の人々を見ていきます。
江戸城の人々――将軍・老中・奉行・水戸
続いて、江戸城で小栗の上に立つ人々です。将軍・老中・町奉行・水戸藩主の6人は第5弾(2026年6月23日)で、井伊直弼は第3弾(2026年2月24日)で発表されました。

画像:AI生成・まなれき編集。肖像はPD資料を参考に再構成。
肖像参考:徳川家慶(狩野派(作者不明))、徳川家定(狩野派(作者不明))、徳川家茂(狩野派(作者不明))、徳川慶喜(撮影者不明)、井伊直弼(井伊直安)、阿部正弘(二世五姓田芳柳)、小栗忠順(撮影者不明)、徳川斉昭(徳川斉昭(自画像))/出典:Wikimedia Commons/ライセンス:Public Domain。
歴代の将軍
12代将軍の徳川家慶を演じるのは宅麻伸です。発表では、「そうせい」の将軍と紹介されています。

「そうせい」は「そうしなさい」という意味。家臣の意見に「そうせい」と答えてばかりいたことから、「そうせい様」とあだ名されたと伝えられているんだ。ただ、本当に政治に関心がなかったのかどうかは、見方が分かれるところだよ。
家慶の時代には、老中の水野忠邦による天保の改革が行われました。
13代将軍の徳川家定を演じるのは、ふかわりょうです。発表での位置づけは、「暗愚」と呼ばれた将軍。暗愚は、物事の道理がわからず愚かなこと、という意味の言葉です。
家定には跡継ぎがなく、次の将軍をだれにするかで幕府の中が割れました。これが将軍継嗣問題です。なお、家定の実際の人物像については、さまざまな見方があります。
14代将軍の徳川家茂を演じるのは神尾楓珠です。発表では、200年ぶりに京都へのぼった若い将軍として紹介されています。
将軍継嗣問題を経て将軍となり、天皇の妹・和宮を妻に迎えた人物でもあります。
老中・奉行
阿部正弘はペリー来航のときの老中で、演じるのは岩田剛典です。発表では、幕府の「終わりの始まり」の時期をまかされた政治のトップとして紹介されています。
史実では日米和親条約を結び、安政の改革で人材の登用や海の守りの強化を進めました。
井伊直弼は、小栗を最初に引き立てる大老で、演じるのは岡部たかしです。史実では日米修好通商条約の調印を進め、反対派を処罰した安政の大獄ののち、桜田門外の変で暗殺されました。
鳥居耀蔵は江戸の南町奉行で、演じるのは北村一輝です。町奉行は、江戸の町の行政・裁判・警察をまとめて担当する役職でした。発表では、「妖怪」と呼ばれた町奉行と紹介されています。
史実では天保の改革で厳しい取り締まりにあたった人物で、「妖怪」は名前の「耀蔵」と官職名の「甲斐守」をかけたあだ名とされています。

老中、大老、奉行…。役職がたくさん出てきたけど、結局だれがいちばん偉いの?

会社にたとえると、将軍が社長、老中が経営を動かす役員たち、奉行は現場をまとめる部長クラスってイメージだよ。大老は、会社が危ないときだけ役員の上に置かれる特別なポスト。だから、ふだんの政治を動かしていたのは老中たちなんだ。
水戸
徳川斉昭は水戸藩の9代藩主で、演じるのは柄本明です。発表では、幕府の政治をかき乱す水戸の老公(隠居した元藩主への敬称)と紹介されています。
水戸藩は、将軍家の親戚にあたる「御三家」のひとつです。史実の斉昭は、外国を打ち払うべきだという攘夷の考えを強く唱え、将軍継嗣問題では自分の子である慶喜を推す側に立ちました。
そのため井伊直弼と対立し、安政の大獄で処罰を受けています。
ここまでが江戸の人々です。次の章では、京都から幕府に迫る朝廷の人々を見ていきます。
京から迫る朝廷の人々
続いて、京都の朝廷の人々です。第7弾(2026年9月15日)で、天皇と公家あわせて4人の配役が発表されました。

画像:AI生成・まなれき編集。肖像はPD資料を参考に再構成。
肖像参考:孝明天皇(小山正太郎)、和宮(原画作者不明)、徳川家茂(狩野派(作者不明))、明治天皇(内田九一)、岩倉具視(撮影者不明)、鷹司政通(作者不明)/出典:Wikimedia Commons/ライセンス:Public Domain。
孝明天皇を演じるのは眞栄田郷敦です。発表では、開国へ向かう幕府の前に立ちはだかる天皇として紹介されています。
史実の孝明天皇は攘夷の考えが強く、1858年に幕府がアメリカなど5か国と結んだ安政五カ国条約に反対したとされています。
その一方で、幕府を倒すことまでは望まず、朝廷と幕府が手を結ぶ公武合体の立場をとったとされます。妹の和宮が将軍家茂に嫁いだのも、この公武合体の流れのなかでのことでした。

公武合体の「公」は朝廷、「武」は幕府のこと。朝廷の権威と幕府の力を合わせて、ぐらついた政治を立て直そうっていう考え方だよ。和宮と将軍の結婚は、「両家が手を組みました」という目に見える印だったんだ。
明治天皇は孝明天皇の第二皇子で、演じるのは奥野壮です。史実では、孝明天皇が1866年の年末に亡くなったあと、1867年に天皇の位を継ぎ、のちに「明治」という時代の天皇となります。
岩倉具視は公家で、演じるのは山中崇です。発表では、朝廷の「フィクサー」と紹介されています。フィクサーは、表に出ずに裏で物事を動かす人、という意味の言葉です。
史実では公武合体を唱えて和宮の降嫁を進めた一人とされ、のちに王政復古の実現にかかわって、新政府の中心人物の一人となりました。明治に入ってからの姿は、欧米をめぐった岩倉使節団の記事でも紹介しています。
鷹司政通を演じるのは長塚京三です。発表では、長いあいだ朝廷の頂点に立ってきた重鎮として紹介されています。
史実では、1823年から1856年まで関白を務めました。関白は天皇を助けて政治をまとめる朝廷の最高職で、役名にある太閤は、関白を退いた人などに贈られる呼び名です。
関白を辞めたあとも朝廷で大きな影響力を持ち続けたとされています。ペリー来航のころは開国に理解を示していましたが、のちに反対の側へ転じたといわれています。
こうして並べてみると、幕府が大事な決定のたびに、京都の顔色をうかがっているようにも見えます。

江戸時代って、幕府がいちばん強いんじゃなかったっけ?幕末は、幕府より天皇のほうが強かったの?

もともと政治を動かしていたのは幕府で、朝廷は口を出さないのがふつうだったんだ。ところが開国のとき、幕府は国中の意見をまとめきれなくて、条約を結ぶのに天皇の許可を求めた。これをきっかけに、幕府に不満を持つ人たちが朝廷のまわりに集まっていったんだよ。力で上回ったというより、朝廷の「権威」の重みが増していったんだね。
朝廷の人々を見たところで、次の章では西国の薩摩・長州の人々を見ていきます。
西国から迫る薩摩・長州の人々
最後は、やがて幕府を倒そうとする西国の雄藩、薩摩藩と長州藩の人々です。第8弾(2026年10月9日)で、4人の配役が発表されました。

画像:AI生成・まなれき編集。肖像はPD資料を参考に再構成。
肖像参考:島津斉彬(原画作者不明(Commons作者欄:Hannah))、島津久光(撮影者不明)、勝海舟(撮影者不明)、安積艮斎(椿椿山)、小栗忠順(撮影者不明)、吉田松陰(原画作者不明)、高杉晋作(撮影者不明)/出典:Wikimedia Commons/ライセンス:Public Domain。
※雄藩:幕末に力をつけて、政治に大きな影響を与えた有力な藩。
薩摩
島津斉彬は薩摩藩の11代藩主で、演じるのは西岡德馬です。発表では、西洋の技術や世界情勢にくわしい開明派とされ、若き勝海舟の才能を見いだし、その海軍の構想で勝を心酔させる人物として紹介されています。
史実の斉彬は1851年に藩主となり、洋式の造船や反射炉の建設などの近代化を進めました。将軍継嗣問題では徳川斉昭の子・慶喜を推す側に立ちましたが、1858年に急死しています。
島津久光は斉彬の異母弟で、演じるのは斎藤工です。発表では、薩摩から出たことのない「地五郎」と言われながら、兄の遺志を継ぐ機会をうかがう人物として紹介されています。

「地五郎」は鹿児島の言葉で、地元を出たことのない人を田舎者と見下すような言い方だよ。西郷隆盛が久光にそう言ったという話が伝わっているけれど、本人に面と向かって言ったのかどうかは、見方が分かれているんだ。
史実の久光は、藩主となった息子・忠義の父という立場から「国父」として藩の実権を握りました。1862年には兵を率いて京都へのぼり、朝廷の使者とともに江戸へ向かって、幕府に政治の改革を求めています。
その帰り道に起きたのが、年表にも出てきた生麦事件です。久光の行列の前を横切ろうとしたイギリス人を、薩摩藩士が斬りつけたのでした。
長州
吉田松陰は長州藩の下級武士の次男で、演じるのは中村倫也です。発表では、幼いころから兵学を学んだ才人で、黒船への密航に失敗して投獄されたのち、弟子を育てながら倒幕を考えるようになる人物として紹介されています。
史実の松陰は、1854年にペリーの艦隊に乗り込もうとして失敗し、のちに萩の松下村塾で高杉晋作らを教えました。1859年、安政の大獄で処刑されています。
高杉晋作は松下村塾で松陰に学んだ長州藩士で、演じるのは寛一郎です。発表では「動けば雷電の如く」という言葉とともに、松陰の魂を継ぐ長州のカリスマとして紹介されています。
史実の高杉は、1863年に武士以外の人々も加わる奇兵隊をつくり、長州藩が倒幕へ向かう流れの中心人物の一人となりました。
発表の人物紹介では、松陰と高杉は安積艮斎の塾で小栗と接点を持つとされています。
これで、発表済みのキャストをひととおり紹介しました。次の章では、この接点もふくめて、ドラマの設定と史実をどう区別して見ればよいかを整理します。
放送前にわかっていること――ドラマの設定と史実の区別
放送前のいまは、ドラマの中身と史実を見比べることができません。そこでこの章では、「発表でこう紹介されていること」と「史実で確認できること」を分けて、いまわかる範囲だけを並べます。
区別①:小栗の妻の呼び名
ドラマでの役名は、ひらがなの「みち」です。一方、史実の小栗の妻は建部政醇の娘で、「道子」の名で紹介されることが多い人物です。
本や記事で「道子」と出てきたら、ドラマの「みち」にあたる人物だと考えてよさそうです。
区別②:養子の忠道
発表では、忠道は駒井朝温の次男で、小栗家の養子とされています。史実の紹介でも続柄は同じで、ここは発表と史実の説明が重なっている部分です。
区別③:あらすじ冒頭の語り
咸臨丸の航海は偉業として語られ、小栗は歴史の闇に葬られた――。あらすじの冒頭にあるこの趣旨の語りは、ドラマ側の語り口です。
小栗の評価は時代によって変わってきたとされていて、史実の評価として定まったものではありません。
区別④:「200年ぶり」の上洛
将軍家茂の紹介では、発表の見出しに「200年ぶりの上洛」という言葉が使われています。
史実では、3代将軍の徳川家光が1634年に上洛したあと、将軍の上洛は1863年の家茂まで行われませんでした。あいだは229年です。
発表の本文にも「229年ぶり」とあるので、「200年ぶり」はおおよその数字だと考えてよさそうです。
区別⑤:小栗と松陰・高杉の接点
発表では、小栗は安積艮斎の塾で吉田松陰らと開国をめぐって議論し、高杉晋作とも出会って、のちに松陰の救出で高杉に頼られるとされています。
史実でも、小栗・松陰・高杉はいずれも艮斎の門人として名前が挙がります。ただ、三人が塾で実際に顔を合わせた話や、高杉が小栗を頼った話は、今回確認した事典類には見当たりませんでした。この部分はドラマの設定として見ておくのがよさそうです。

わかっているのは、まだこれだけなんだ。ほかの設定は、どこまでが本当にあった話なの?

放送前だから、言い切れるのは確認できたことだけなんだ。あいまいなまま「史実と同じ」「史実とちがう」と書くと、まちがった知識を広めちゃうからね。ほかの設定は、放送が始まってから一つずつ確かめて、ここに書き足していくよ!
放送が始まったら、確認できた範囲でこの章を更新します。
予習の進め方と本
初回の放送までに、どこから読めばよいのか。おすすめの予習ルートを、5つのステップにまとめました。
①この記事で全体像をつかむ
キャスト表と年表をながめて、だれがどのグループにいるのかを頭に入れます。
②小栗忠順の解説記事を読む
主人公が幕府でどんな仕事をしたのかがわかります。史実上の最期にも触れているので、ドラマで初めて知りたい人は注意してください。
③勝海舟の解説記事を読む
小栗とはちがう歩みを知ると、二人の対比がつかみやすくなります。②と③の記事は、この記事の最後にカードで並べています。
④年表の事件を1860年前後から読む
桜田門外の変、生麦事件、長州征討など、あらすじに出てくる事件を気になるものから読んでみてください。各記事へのリンクは、年表の章にまとめてあります。
⑤本で深掘りする
もっと知りたくなったら、1冊じっくり読んでみるのがおすすめです。

授業で習ったことだけじゃ足りないのかな?本まで読まないと、ドラマについていけない?

①〜④だけでも、初回はじゅうぶん楽しめるよ!本は「もっと知りたい」と思ったときの1冊で大丈夫。全部そろえなくていいから、自分に合いそうな本を下の記事から選んでみてね。
予習に使える本は、下の2つの記事にまとめています。小栗忠順とドラマにしぼって選びたい人は1つ目、幕末全体を広く知りたい人は2つ目をどうぞ。
よくある質問(FAQ)
2027年1月10日(日)に放送開始予定です。NHK総合は毎週日曜の午後8時からで、初回は15分の拡大版です。放送とあわせて、NHK ONEでの同時配信・見逃し配信も予定されています。
公式発表では「脚本・安達奈緒子」と案内されていて、原作についての記載は確認できていません(2026年11月2日時点)。予習に読む本を探している場合は、「予習の進め方と本」の章で案内しているおすすめ本の記事を参考にしてください。
語りは、栗本鋤雲役の青木崇高が兼ねます。音楽は大間々昂が担当し、テーマ曲は広上淳一の指揮、NHK交響楽団の演奏です。
いいえ、全員が発表されたわけではありません。2026年11月2日時点で発表されているのは、第8弾(2026年10月9日発表)までの32人です。あらすじに名前が出てくる徳川慶喜・西郷隆盛・和宮は配役未発表で、新しい発表があればこの記事を更新します。
幕末の江戸幕府で、財政・外交・軍事を任された幕臣とされています。1860年に遣米使節の一員としてアメリカへ渡り、帰国後は勘定奉行などを務めました。くわしい歩みは、小栗忠順の解説記事にまとめています。
発表あらすじでは、幕府を「改良」して近代的な国をつくりたい小栗に対し、勝は幕府を「解体」することになっても実力のある個人を活かしたい、という立場の違いが示されています。これはドラマの設定として紹介されているもので、実際にどう描かれるかは放送前のためわかっていません。
まずこの記事でキャストと年表をながめ、次に小栗忠順、勝海舟の順で解説記事を読むのがおすすめです。そのあと、1860年前後の事件の記事を気になるものから読むと、あらすじの流れが追いやすくなります。
次の質問は、小栗忠順の史実上の最期に触れます。ドラマで初めて知りたい場合は、この質問を開かずに読み進めてください。
史実では、1868年、新政府軍に捕らえられて命を落としたとされています。くわしい経緯は、小栗忠順の解説記事で紹介しています。ドラマでどう描かれるかは、放送前のためわかっていません。
まとめ
この記事では、『逆賊の幕臣』の番組情報、発表あらすじと幕末の年表、小栗と勝の立場、発表済みのキャスト、ドラマの設定と史実の区別、予習の進め方を整理しました。
放送前のいまは、「小栗忠順と勝海舟」「幕府と朝廷、薩摩・長州」という大きな構図をつかんでおけばじゅうぶんです。新しいキャストが発表されたら、キャスト表と各章を更新していきます。

以上、大河ドラマ『逆賊の幕臣』の歴史ガイドでした!下の記事で、小栗忠順や勝海舟、幕末の流れもあわせて読んでみてください!
※小栗忠順の解説記事は、史実上の最期まで扱っています。ドラマで初めて知りたい場合はご注意ください。
幕末全体の流れをたどりたいときは、幕末のまとめページから、時代順に記事を探せます。
📅 最終確認:2026年11月 / 参照:山川出版社『詳説日本史』
NHK財団 ステラnet『逆賊の幕臣』キャスト発表記事(第1弾〜第8弾)、キービジュアル・作曲家発表の記事、語り発表の記事(2026年11月確認)
NHK番組公式サイト『大河ドラマ「逆賊の幕臣」』(2026年11月確認)
高崎市公式サイト『大河ドラマ「逆賊の幕臣」パブリックビューイングの開催について』(2026年11月確認)
スポーツ報知・中日スポーツ『プレリュード in 高崎』関連記事、オリコン第8弾キャスト発表記事(2026年11月確認)
NHK広報局 報道資料『2026年度 後半期の番組改定について』(2026年10月確認)
横須賀市観光情報『小栗上野介』関連ページ(2026年10月確認)
コトバンク『小栗忠順』『和宮降嫁』『万延小判』『徳川家慶』『鳥居耀蔵』『鷹司政通』『安積艮斎』『栗本鋤雲』『滝川具挙』『三野村利左衛門』『太閤』(山川 日本史小辞典・デジタル大辞泉・日本大百科全書・世界大百科事典ほか)(2026年10月確認)
Wikipedia日本語版『小栗忠順』『小栗忠高』『小栗忠道』『建部政醇』『駒井朝温』『朝比奈昌広』『鷹司政通』『和宮親子内親王』『万延元年遣米使節』『徳川家茂』『明治天皇』『徳川斉昭』ほか(2026年10月確認)
Wikipedia日本語版『島津斉彬』『島津久光』『吉田松陰』『高杉晋作』『安積艮斎』(2026年11月確認)
鹿児島弁ネット辞典『じごろ』(2026年11月確認)
東善寺(小栗上野介ゆかりの寺)公式サイト(2026年10月確認)
山川出版社『詳説日本史』
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