古代文明とオリエント|世界史まとめ・記事一覧

WORLD HISTORY ─ ANCIENT CIVILIZATIONS & THE ORIENT
古代文明とオリエント

紀元前3500年ごろ 〜 紀元前330年

4
解説記事
9
準備中テーマ
約3200年
あつかう時間

文字・法律・暦・貨幣・一神教。現代社会の土台となるしくみの多くは、メソポタミアとエジプトから始まる古代オリエント世界で生まれました。文明の誕生からアケメネス朝ペルシアによる統一まで、約3200年におよぶ壮大な歩みをたどります。

BC3500
文明の誕生
BC3000
エジプト統一
BC18世紀
ハンムラビ法典
BC7世紀
オリエント統一
BC550
ペルシア建国
BC525
再統一の完成
BC330
アケメネス朝滅亡

なぜ古代オリエントを学ぶのか

世界史のすべてはここから始まる。文明の誕生と統一のドラマこそ、歴史学習の最初の一歩

古代オリエントは、人類が文字を発明し、法をつくり、国家を築いた出発点です。このページでは、メソポタミアとエジプトにおける文明の誕生から、ヒッタイトや東地中海の諸民族の興亡、そしてアッシリアとアケメネス朝ペルシアによる統一までを3つのフェーズで整理しました。年表と重要事件を行き来しながら、オリエント世界の大きな流れをつかんでください。

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Phase I ─ 文明のはじまり

BC3500〜BC1600ごろ
BC3500ごろ
文明誕生

メソポタミア文明の誕生 ─ シュメール人が築いた最古の都市文明

ティグリス川とユーフラテス川にはさまれたメソポタミアで、シュメール人がウル・ウルクなどの都市国家を築きました。楔形文字や六十進法、太陰暦はここで生まれました。

BC3000ごろ
文明誕生

エジプト統一王国の成立 ─ ナイルのたまものと呼ばれた文明

ナイル川の定期的な増水がもたらす肥沃な土地を背景に、BC3000ごろ統一王国が成立しました。ファラオが神として君臨し、ピラミッドや神聖文字、太陽暦を生み出しました。

BC2600ごろ
文明誕生

インダス文明の登場 ─ 謎に包まれた計画都市の文明

インダス川流域にモヘンジョ=ダロやハラッパーなどの計画都市が築かれました。インダス文字はいまも未解読で、文明が衰退した理由も謎に包まれています。

インダス文明準備中
BC18世紀ごろ
統一と法

ハンムラビ法典 ─ 「目には目を」で知られる法典の発布

バビロン第1王朝のハンムラビ王がBC18世紀ごろメソポタミアを統一し、法典を発布しました。「目には目を、歯には歯を」の復讐法の原則と、身分による刑罰の差が特徴です。

ハンムラビ法典準備中 メソポタミア文明
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Phase II ─ オリエントの国々

BC1600〜BC600ごろ
BC17世紀ごろ
民族興亡

ヒッタイトの台頭 ─ 鉄器をあやつった小アジアの強国

小アジア(アナトリア)におこったヒッタイトは、鉄器を本格的に使用した最初の民族とされます。BC1595ごろにはバビロン第1王朝を滅ぼし、エジプトとも勢力を争いました。

ヒッタイト準備中
BC1200ごろ〜
民族興亡

東地中海の民の活躍 ─ アルファベットと一神教のふるさと

フェニキア人は地中海交易で栄え、その文字はアルファベットの起源となりました。ヘブライ人は王国滅亡やバビロン捕囚の苦難の中で、ヤハウェを唯一神とするユダヤ教を確立しました。

フェニキア人準備中 ヘブライ人とユダヤ教準備中
BC7世紀前半
初の統一

アッシリアのオリエント統一 ─ 史上初の世界帝国とその崩壊

アッシリアはBC7世紀前半に全オリエントを初めて統一しました。しかし重税と圧政への反発からBC612に滅亡し、エジプト・リディア・新バビロニア・メディアの4王国が分立しました。

アッシリア帝国準備中

Phase III ─ オリエントの統一

BC600〜BC330
BC550
帝国建国

アケメネス朝ペルシアの建国 ─ キュロス2世、統一への道を開く

BC550、キュロス2世がメディアを倒してアケメネス朝を建国しました。新バビロニアを征服した際にはバビロン捕囚のユダヤ人を解放するなど、服属民に寛容な統治を行いました。

アケメネス朝ペルシア準備中 イランの歴史
BC525
帝国全盛

オリエントの再統一と全盛 ─ ダレイオス1世の大帝国

BC525にカンビュセス2世がエジプトを征服し、オリエントを再統一しました。続くダレイオス1世はサトラップ制や「王の道」を整え、エーゲ海からインダス川にいたる大帝国を築きました。

ゾロアスター教準備中
BC330
帝国滅亡

アケメネス朝の滅亡 ─ アレクサンドロスの東征とヘレニズムへ

ペルシア戦争でのギリシア遠征失敗後もオリエントに君臨しましたが、BC330、アレクサンドロス大王の東征によって滅亡。オリエント世界はヘレニズム時代へと移っていきます。

02
Chronology

古代文明とオリエントのハイライト年表

BC3500ごろ シュメール人がメソポタミアに都市国家を築く
BC3000ごろ エジプトで統一王国が成立する
BC2600ごろ インダス川流域でインダス文明がおこる
BC26世紀ごろ クフ王が最大のピラミッドを建設したとされる
BC18世紀ごろ ハンムラビ王がメソポタミアを統一し法典を発布
BC1595ごろ ヒッタイトがバビロン第1王朝を滅ぼす
BC1200ごろ 「海の民」の活動で東地中海が大きく混乱する
BC1000ごろ ダヴィデ王・ソロモン王のもとヘブライ王国が全盛
BC7世紀前半 アッシリアが全オリエントを初めて統一する
BC612 アッシリアが滅亡し4王国が分立する
BC586 新バビロニアがユダ王国を滅ぼす(バビロン捕囚)
BC550 キュロス2世がアケメネス朝ペルシアを建国
BC525 カンビュセス2世がエジプトを征服しオリエント再統一
BC330 アレクサンドロス大王によりアケメネス朝が滅亡
03
FAQ

古代文明とオリエントでよく出る疑問

メソポタミア文明・エジプト文明・インダス文明・中国文明の4つを指します。いずれも大河の流域でおこり、農業の発達を背景に都市や文字を生み出した点が共通しています。
楔形文字はメソポタミアで生まれ、粘土板にくさび形の筆跡で刻まれた文字です。神聖文字(ヒエログリフ)はエジプトの文字で、神殿や墓に刻まれ、ロゼッタ石を手がかりに解読されました。
アッシリアです。BC7世紀前半に全オリエントを初めて統一しました。しかし重税と圧政により短期間で崩壊し、のちにアケメネス朝ペルシアがBC525に再統一を果たしました。
各州にサトラップ(知事)を置き、「王の目」「王の耳」と呼ばれる監察官に監視させる統治のしくみを整えたためです。服属した民族の宗教や慣習に寛容だったことも、帝国の安定につながりました。