平成・令和時代(1989〜現在)|バブル崩壊・阪神大震災・東日本大震災・コロナ禍
HEISEI & REIWA ERA / 1989年(平成元年)〜現在
なぜ平成時代を学ぶのか
平成は「失われた30年」ではなく、現在の日本社会が形成された根拠の時代である
1989年の昭和天皇崩御から始まり、バブル崩壊・阪神淡路大震災・オウム事件・リーマン・ショック・東日本大震災・コロナ禍——平成は繰り返す危機の時代です。この特集では、複雑な現代史を4つのフェーズに整理し、「今の日本がなぜこうなったのか」を体系的に学べる構成になっています。
Phase I — バブル経済と崩壊
昭和から平成へ ─ 消費税3%の導入
1月・昭和天皇崩御で元号が「平成」へ。4月には消費税3%が初めて導入され、国民生活に新たな負担が生じた。バブルはこの時点でまだ最高値を更新し続けていた。
Phase II — 長期不況と政治変動
55年体制の崩壊 ─ 細川連立内閣の誕生
自民党が初めて下野し、細川護熙を首相とする非自民8党派連立政権が誕生。38年ぶりの政権交代となり、政治改革(選挙制度改革)が進んだ。
アジア通貨危機 ─ 消費税5%・金融機関の連鎖破綻
アジア各国で通貨暴落が連鎖。国内でも消費税引き上げ(3→5%)と大手金融機関(山一証券・北海道拓殖銀行等)の破綻が相次ぎ、信用収縮が深刻化した。
金融再編とIT革命 ─ インターネット時代の到来
金融機能強化法・預金保険機構の整備で不良債権処理が加速。同時にインターネット普及が急速に進み、Yahoo! Japan・楽天・livedoorなどIT企業が急成長した。
Phase III — 構造改革と激動の2000年代
小泉内閣「聖域なき構造改革」 ─ 郵政民営化
小泉純一郎内閣が発足し、郵政民営化・規制緩和を推進。「改革なくして成長なし」を掲げ、2005年郵政選挙で圧勝し改革を断行した。
民主党政権の誕生 ─「政治主導」への転換
衆院選で民主党が圧勝し、鳩山由紀夫内閣が発足。「コンクリートから人へ」を掲げ自公政権に代わったが、普天間問題・東日本大震災対応で混乱した。
Phase IV — アベノミクスと令和
第二次安倍内閣・アベノミクス ─「三本の矢」
安倍晋三内閣が金融緩和・財政出動・成長戦略の「三本の矢」を掲げ、円安・株高で景気回復を演出。憲政史上最長(7年8か月)の政権となった。
平成から令和へ ─ 消費税10%
5月・天皇陛下が退位し徳仁親王が即位、元号が「令和」へ。10月には消費税が10%に引き上げられ、軽減税率(8%)が初めて導入された。
新型コロナウイルス感染症 ─ 緊急事態宣言と東京五輪延期
COVID-19のパンデミックで緊急事態宣言が繰り返し発令。東京五輪は1年延期(2021年開催)され、リモートワーク・デジタル化が急速に普及した。
少子高齢化・デジタル化・経済格差
超少子化・人口減少・デジタル化の遅れ・経済格差拡大が令和の主要課題として引き続き議論されている。
TIMELINE
平成史のハイライト年表
平成史でよく出る疑問