旧石器時代の記事一覧|旧石器時代まとめ・石器・遺跡を解説

石器
旧石器時代

旧石器時代

PALEOLITHIC / 約3万8千年前〜1万6千年前

2.2万年
時代の長さ

なぜ旧石器時代は「日本史最大の発見」なのか

「日本に旧石器時代はなかった」——その定説を、一人の男が石のかけらで覆した。

約3万8千年前に始まり1万6千年前まで続く旧石器時代は、長らく「日本列島には存在しなかった」とされてきた。1949年、在野の研究者・相沢忠洋が群馬県岩宿で打製石器を発見するまで、それが学界の定説だったのだ。土器も文字も竪穴住居もなかった時代に、人々は何を食べ、どこへ移動し、どうやって生き延びたのか——この特集では、旧石器時代を3つのステップで体系的に学べる構成になっています。

STEP 2
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道具と石器の変化

打製石器・磨製石器……道具の変化は時代の変化。旧石器と新石器の違いをマスターすれば入試問題は一気に解けるようになる。

▶ 深く読む
打製石器と磨製石器の違いをわかりやすく解説
入試で繰り返し出る2種類の石器の違い。作り方・時代・用途から比較して、確実に覚えよう。
STEP 3
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遺跡と発見の物語

在野の研究者・相沢忠洋が定説を覆した1949年の物語は、日本考古学最大のドラマだ。岩宿遺跡の発見が「日本に旧石器時代はなかった」という通説をひっくり返した。

▶ 深く読む
岩宿遺跡と相沢忠洋|日本に旧石器時代があることを証明した発見
1949年、群馬の農民・相沢忠洋が関東ローム層から打製石器を発見。日本史の教科書を書き換えた衝撃の発掘劇を解説。

年表旧石器時代の年表

約3万8千年前

確認される最古の石器が作られる

現・長野県や群馬県などで確認される最古の打製石器が作られた時期。ナウマンゾウ・オオツノジカが列島に生息していた。

約2万年前

最終氷期最盛期(LGM)

気温は現在より8〜10℃低く、海面が約120m低下。日本列島はサハリン・朝鮮半島と陸続きとなり、大陸の動物・人類が渡来しやすくなった。

約1万8千年前

港川人が生きた時代

沖縄・港川で発掘された「港川人」の人骨は、旧石器時代の人類の姿を伝える貴重な証拠。

約1万6千年前

縄文時代へ移行

温暖化が進み、世界最古水準の縄文土器が誕生。土器の出現をもって縄文時代の始まりとされ、旧石器時代の幕が閉じる。

1949年

岩宿遺跡発見——定説を覆す大発見

在野の研究者・相沢忠洋が群馬県岩宿で打製石器を発見。「日本列島に旧石器時代はなかった」という定説を完全に覆し、日本考古学の歴史が大きく書き換えられた。

比較旧石器時代と縄文時代の違い

▶ 入試頻出の比較ポイント
比較項目 旧石器時代 縄文時代
時期 約3万8千〜1万6千年前 約1万6千〜2300年前
石器 打製石器のみ 打製石器+磨製石器
土器 なし 縄文土器あり
生活様式 移動(狩猟・採集) 定住・竪穴住居
代表遺跡 岩宿・野尻湖 三内丸山・大森貝塚

FAQよくある質問

Q 旧石器時代はいつからいつまでですか?

日本の旧石器時代は約3万8千年前〜1万6千年前とされています。氷期が終わって温暖化が進み、縄文土器が登場した時点を「縄文時代の始まり」とするため、その前が旧石器時代です。

Q 旧石器時代の人々はどこから来たのですか?

最終氷期には海面が約120m低下し、日本列島は大陸と陸続きになっていました。北ルート(シベリア→サハリン→北海道)と南ルート(東南アジア→琉球弧)の両方から渡来したと考えられています。

Q なぜ長らく「日本に旧石器時代はなかった」とされていたのですか?

打製石器が目立たない(石のかけらに見える)、②日本の酸性土壌で遺物が残りにくい、の2つが主な理由です。1949年に相沢忠洋が岩宿遺跡で打製石器を発見するまで、定説でした。

Q 旧石器時代と縄文時代の違いは何ですか?

最大の違いは土器の有無生活様式です。旧石器時代は土器なし・移動生活、縄文時代は縄文土器あり・定住生活。石器も旧石器は打製のみ、縄文では磨製石器も登場します。

Q 代表的な遺跡は何ですか?

岩宿遺跡(群馬県)が最も有名です。ほかに野尻湖遺跡(長野県)ではナウマンゾウの化石と石器が一緒に発掘されており、沖縄の港川遺跡では約1万8千年前の「港川人」の人骨が発見されています。

もぐたろう
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旧石器時代をマスターしたら、次は縄文時代へ!土器・土偶・三内丸山……縄文文化の豊かさに驚くはずだよ。