インド・東南アジア|世界史まとめ・記事一覧

WORLD HISTORY ─ INDIA & SOUTHEAST ASIA
インド・東南アジア

紀元前2600年ごろ 〜 現代

4
解説記事
約4600年
あつかう時間
3
学びのフェーズ

インダス文明から仏教・ヒンドゥー教の誕生、ムガル帝国、そして植民地支配からの独立まで。インドと東南アジアの歴史は、宗教と多様な文化が交差する約4600年の物語です。ガンディーやホー=チ=ミンが歩んだ独立への道もここで学べます。

BC2600
インダス文明
BC3世紀
アショーカ王
1526
ムガル帝国
1757
プラッシー
1947
インド独立
1975
ベトナム終戦

なぜインド・東南アジアを学ぶのか

宗教のふるさとであり、植民地支配と独立闘争の最前線でもあった地域。

インドは仏教とヒンドゥー教を生み、その文化は東南アジアへ広がってアンコール=ワットのような遺産を残しました。近世にはムガル帝国が栄えますが、やがてイギリスをはじめとする列強の植民地支配に組みこまれていきます。このページでは、文明と宗教の誕生(Phase I)、イスラーム王朝と東南アジア世界(Phase II)、植民地支配と独立への道(Phase III)の3段階で全体像をつかみます。ガンディーの非暴力運動やベトナム戦争など、入試頻出のテーマを流れの中で理解しましょう。

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Phase I ─ インド文明と宗教のふるさと

BC2600〜AD550ごろ
BC2600ごろ
文明誕生

インダス文明 ─ 計画都市モヘンジョ=ダロの謎

インダス川流域にモヘンジョ=ダロやハラッパーなどの都市文明が栄えました。整然とした街路や排水施設をもちながら、インダス文字は未解読で、衰退の原因も謎に包まれています。

インダス文明準備中
BC1500ごろ
民族移動

アーリヤ人の進入 ─ ヴァルナ制のはじまり

中央アジアからアーリヤ人がパンジャーブ地方に進入し、バラモンを頂点とする身分制度ヴァルナ制が形づくられました。これがのちのカースト制度の起源とされます。

カースト制度準備中 バラモン教準備中
BC3世紀
統一王朝

仏教の誕生とアショーカ王 ─ 法による統治へ

紀元前5世紀ごろガウタマ=シッダールタが仏教を開きました。紀元前3世紀にはマウリヤ朝のアショーカ王が仏教を保護し、ダルマ(法)にもとづく統治で最盛期を築きました。

仏教の誕生準備中 マウリヤ朝準備中 アショーカ王準備中
320ごろ
古典文化

グプタ朝 ─ ヒンドゥー教とインド古典文化の完成

グプタ朝の時代にヒンドゥー教が社会に定着し、サンスクリット文学や十進法・ゼロの概念などインド古典文化が栄えました。その影響は東南アジアにも広がっていきます。

グプタ朝準備中 ヒンドゥー教準備中
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Phase II ─ イスラーム王朝と東南アジア

550ごろ〜1757
12世紀
文化遺産

アンコール=ワット ─ 東南アジアに花開いたインド文化

カンボジアのアンコール朝は12世紀に壮大な寺院アンコール=ワットを造営しました。ヒンドゥー教寺院として建てられ、のちに仏教寺院となった、インド文化圏の広がりを象徴する遺産です。

アンコール朝準備中
1206
イスラーム化

デリー=スルタン朝 ─ 北インドのイスラーム王朝時代

1206年に奴隷王朝が成立し、以後デリーを都とする5つのイスラーム王朝(デリー=スルタン朝)が北インドを支配しました。ヒンドゥー教社会にイスラームが本格的に浸透していきます。

デリー=スルタン朝準備中
14〜15世紀
交易繁栄

マラッカ王国 ─ 海の道と東南アジアのイスラーム化

マレー半島のマラッカ王国は香辛料交易の中継地として栄え、イスラーム教を受け入れました。ここを拠点にイスラームは東南アジアの島々へ広がったとされます。

マラッカ王国準備中
1526
帝国成立

ムガル帝国 ─ アクバルの融和とタージ=マハル

1526年にバーブルがムガル帝国を建国しました。第3代アクバルはジズヤ(人頭税)を廃止してヒンドゥー教徒との融和を進め、シャー=ジャハーンはタージ=マハルを造営しました。

ムガル帝国準備中 タージ=マハル準備中

Phase III ─ 植民地支配と独立への道

1757〜現在
1757
植民地化

プラッシーの戦い ─ イギリスのインド支配のはじまり

1757年、イギリス東インド会社がプラッシーの戦いでフランス・ベンガル太守連合軍を破り、ベンガル地方の支配権を握りました。ここからイギリスのインド植民地化が本格化します。

プラッシーの戦い準備中 東インド会社準備中
1857
大反乱

インド大反乱からインド帝国へ ─ 直接支配の完成

1857年、東インド会社のインド人傭兵シパーヒーの蜂起をきっかけにインド大反乱が起こりました。鎮圧後の1877年、ヴィクトリア女王を皇帝とするインド帝国が成立し、イギリスの直接支配が完成します。

インド大反乱準備中 東南アジアの植民地化準備中
1947
独立達成

ガンディーとインド独立 ─ 非暴力・不服従の勝利

ガンディーは非暴力・不服従を掲げてイギリスからの独立運動を指導しました。1947年にインドは独立を達成しますが、ヒンドゥー教徒中心のインドとイスラーム教徒中心のパキスタンに分離しての独立となりました。

ガンディー パキスタン分離独立準備中
1975
戦争と再生

ベトナム戦争とドイモイ ─ 東南アジアの現代史

ホー=チ=ミンが指導したベトナムは、フランスに続きアメリカと戦い、1975年にベトナム戦争が終結しました。1986年からはドイモイ(刷新)政策で市場経済を導入し、経済発展の道を歩んでいます。

02
Chronology

インド・東南アジアのハイライト年表

BC2600ごろ インダス文明がおこる(モヘンジョ=ダロなど)
BC1500ごろ アーリヤ人がパンジャーブ地方に進入
BC5世紀ごろ ガウタマ=シッダールタが仏教を開く
BC3世紀 アショーカ王がマウリヤ朝の最盛期を築く
320ごろ グプタ朝が成立、ヒンドゥー教が定着
12世紀 アンコール朝がアンコール=ワットを造営
1206 奴隷王朝成立、デリー=スルタン朝はじまる
1526 バーブルがムガル帝国を建国
1757 プラッシーの戦い、イギリスがベンガルを支配
1857 インド大反乱がおこる
1877 イギリス領インド帝国が成立
1947 インドとパキスタンが分離独立
1975 ベトナム戦争が終結
1986 ベトナムでドイモイ(刷新)政策はじまる
03
FAQ

インド・東南アジアでよく出る疑問

紀元前1500年ごろに進入したアーリヤ人の社会で生まれたヴァルナ制が起源とされます。バラモン(司祭)を頂点とする4つの身分区分が、のちに職業ごとの集団ジャーティと結びついてカースト制度に発展しました。
イギリスからのインド独立運動を指導した人物で「インド独立の父」と呼ばれます。非暴力・不服従を掲げ、塩の行進などの抵抗運動を展開しました。1947年のインド独立を見届けた翌年、暗殺されました。
冷戦のもと、社会主義の北ベトナムとアメリカが支援する南ベトナムが対立したことが背景です。アメリカは1965年から本格的に軍事介入しましたが勝てず、1973年に撤退し、1975年に北ベトナム側の勝利で戦争は終結しました。
ムガル帝国第5代皇帝シャー=ジャハーンが、亡くなった王妃ムムターズ=マハルのために建てた墓廟です。白大理石のインド=イスラーム建築の傑作として、世界遺産に登録されています。