菅原道真を主人公に平安時代を描いた漫画「応天の門」が超面白い件

今回は特に平安時代に興味がある方にオススメしたい「応天の門」という漫画を紹介します。この漫画、最近その存在を知ったのですが、「漫画」としても「歴史を学ぶ」という側面からも両方から楽しめるとても面白い漫画です。

 

「応天の門」は漫画をほとんど読まない私が久しぶりに読んで、「この漫画大当たりだ!」と感じた漫画でもあります。

 

では、本の内容について簡単に紹介してみます。

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「応天の門」の舞台は平安時代の朝廷政治

応天の門は、権謀術数渦巻く平安時代の朝廷を舞台に繰り広げられるミステリー漫画。

 

時代的には清和天皇の時代から始まります。清和天皇の時代は、摂関政治の祖と言われる藤原良房が摂政として君臨した時代でもあります。つまり、「応天の門」は摂関政治初期の時代が舞台になっているということです。

 

このブログの記事でいうと、次の記事から・・・

摂関政治をわかりやすく解説!【創始者の藤原良房と嘆きの文徳天皇】1/4
【藤原氏の初代摂政、藤原良房】 ※良房自身が「摂政」と呼ばれていたかどうかはわかっていませんが、役割的には摂政と同じことをしていたのでこの記事では摂政と呼ぶことにします。 藤原道長=摂関政治の考えは厳密には間違っている! 摂関政治。多くの人がその言葉を知っていると思います。そして、多くの人が摂関政治=藤原道長になっていると思います。 ...

 

次の記事ぐらいまでのお話ですね。

菅原道真の左遷と学問の神様になった理由【昌泰の変】3/3
【怨霊となった菅原道真が朝廷を襲う様子】 さて、 菅原道真はなぜ左遷され祟りを起こしたか?超丁寧に解説する。1/3 遣唐使廃止の理由とは?【菅原道真のすべてを解説!】2/3 という2つの記事で菅原道真という人物について見ていきました。 今回は、菅原道真の話の中で一番気になる 「菅原道真って優...

 

「応天の門」は内容の大半が史実に基づいており、この時代の雰囲気や政治について興味のある方なら、絶対に面白く読める一冊になっています。というか、そもそもこの時代について書かれている本がほとんどないので、そーゆー意味ではこの漫画は大変貴重な漫画です。

 

主人公は学問の神様で有名な菅原道真

「応天の門」の主人公は、学問の神様こと菅原道真です。遣唐使を廃止したことや、藤原時平との政争に破れ太宰府に左遷させられたことで有名ですね。

遣唐使廃止の理由とは?【菅原道真のすべてを解説!】2/3
お 今回は、「894(白紙)にしよう遣唐使廃止」というフレーズで有名な894年の遣唐使廃止について話をしようと思います。 実は遣唐使を廃止したちゃんとした理由はわかっていない いきなりですが、実は遣唐使が廃止されたはっきりした理由はよくわかっていません。 というか、学校で習う「白紙(894年)にしよう遣唐使廃止」という...
菅原道真はなぜ左遷せさられ祟りを起こしたか?わかりやすく解説1/3
【菅原道真】 学問の神様で有名な菅原道真。 菅原道真はなぜ学問の神様と呼ばれるようになったのか? 実は、菅原道真は学問の神様と言われる一方で、日本3大怨霊としても有名です。 神様と怨霊。まるで正反対な呼ばれ方をされるミステリアスな人物こそが菅原道真なのです。そんな2面性を持つ菅原道真についてわかりやすく丁寧に解...

 

菅原道真は、現代でも「学問の神様」と崇められるように博識で勤勉、そして真面目な人物として描かれています。

 

菅原道真は、在原業平という和歌が超上手くて女たらしというまるで菅原道真は正反対の男と共に、朝廷内で起こる不可解な事件を次々と解決してゆきます。

 

平安時代の朝廷政治は、陰謀渦巻く過酷な権力闘争の場であり、裏工作や媚びへつらい、さらには女を利用した政略婚など持てるものをフル活用して他人を蹴落としていった政治です。(ちょっと言い過ぎかも・・・?)

 

そんな権謀術数だらけの朝廷政治とミステリー漫画との組み合わせは非常にマッチしており、これが漫画としても歴史物としても楽しく読める理由の1つになっています。

応天の門とは?

漫画のタイトルである「応天の門」。これは、平安時代に実在した応天門という門の名前を採ったものです。(著者に確認したわけではないけど100%そうだと思う)

 

実は菅原道真が生きていた時代、応天門でとある事件が起こります。それが「応天門の変」と呼ばれる事件。

この事件については、以下の記事で詳しく紹介しています。

誰でもわかるぞ!摂関政治とは【摂政の登場!清和天皇と応天門の変】2/4
【清和天皇】 前回(誰でもわかるぞ!摂関政治とは【藤原道長だけじゃない摂関政治の真実】)は、幼少天皇の清和天皇が生まれるまでのお話でした。 清和天皇の時代、遂に皇族以外の摂政が生まれます。 摂政とは? 摂政(せっしょう)とは、天皇が女性であったり幼かったりする場合に、天皇に代わって政治を執り行う役職を言います。 ...

 

応天門の変の絵巻が意外と面白いww【伴大納言絵詞。誰でもわかる摂関政治】3/4
【応天門が燃えているのを見て混乱している人々】 【混乱している人々の拡大図】 応天門の変。この事件を知っている人は一体どれぐらいいるでしょうか。おそらくほとんどいないと思います(汗 応天門の変は、平安時代中期に起きたいわゆる政変の1つです。 あまり知名度のない事件なのですが、実は、伴大納言絵詞(...

 

この事件は、時の権力者だった藤原良房の邪魔者が次々と消されていった事件。あまりにも不自然な事件だったので藤原良房の陰謀では?なんて言われ、現代でもなお事件の真相のわかっていない闇に包まれた事件です。

 

この記事を書いている時点で、漫画ではまだ応天門の変の話まで進んでいませんが、本のタイトル的に応天門の変については必ず語られることでしょう!

 

 

ちなみに、摂関政治の祖と呼ばれ絶大な権力を誇った藤原良房と、その後を継ぎ初めて関白になった藤原基経は、悪のボスキャラ的な存在で描かれています。下が藤原良房の顔、どっからどう見ても悪者です。

「応天の門」は超面白い!

ざっと、「応天の門」について紹介してみました。

 

まとめると、権謀術数渦巻く朝廷内で起こる様々な事件を知略の菅原道真とそれと対照的な女たらしの在原業平が次々と解決してゆくミステリー漫画。その内容は、おおむね史実に基づいているため、歴史物として読んでも面白い。という感じでしょう!

 

繰り返しですが、この時代を舞台にした本はほとんどないです。

 

なので、歴史について何も知らないんだけど「平安時代の朝廷の雰囲気を知りたい!」「藤原良房が活躍した摂関政治初期の時代を知りたい」「菅原道真について知ってみたいなぁ」なんて思っている人には絶対にオススメしたい漫画です。ミステリー漫画が楽しめて同時に歴史も学べるとはまさに一石二鳥です。全ての内容が史実に基づいているわけではありませんが、歴史の流れや雰囲気はまさに平安時代を見事に表現していると思います。

 

このブログの宣伝ではありませんが何も知らない状態よりも上に載せた記事に一通り目を通してから漫画を読んでみるとより一層本を楽しめるかもしれません!

Kindle版が安くてオススメ

私はKindle版でこの漫画を読んでいます。なぜならKindle版の方が安いから!

 

私が買った時は1・2巻が80%のポイント還元があったのでほとんどタダで買えました。セールとかで常に安いわけじゃないと思いますが、私はKindle版をオススメします。

 

権謀術数や政略婚を巡る女性の心境など巧みに描かれる平安時代の雰囲気の中で菅原道真と共にミステリーの謎解いてゆく爽快感。興味のある方は、ぜひ読んでみてください!

 

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