

今回は竹取物語について、あらすじ・時代背景・バッドエンドの謎まで、わかりやすく丁寧に解説していくよ!古文が苦手な人でも全部わかる構成にしたから、ぜひ最後まで読んでみてね!
📚 この記事のレベル:中学歴史 / 高校国語(古典)
📖 山川出版『詳説日本史』準拠
🎯 定期テスト・大学受験(共通テスト・国公立二次)に対応
「かぐや姫は月に帰って、めでたしめでたし」——そう思っていませんか?
実は竹取物語は、かぐや姫にとってバッドエンドの物語です。月の世界で犯した罪の「罰」として地球に送られたかぐや姫。育ての親・翁と媼への愛情も、帝への想いも、月に帰る瞬間に羽衣をまとった途端、すべての記憶が消えてしまうのです。
1,000年以上読み継がれてきた日本最古の物語には、そんな切ない秘密が隠されていました。この記事では、あらすじから時代背景・バッドエンドの謎まで、丁寧に解説します。
竹取物語とは?
- 平安時代前期(9〜10世紀ごろ)成立・作者不詳。日本最古の物語とされる
- 竹の中から生まれたかぐや姫が5人の貴公子・帝の求婚を断り、月に帰るまでを描く
- 実はバッドエンドの物語——かぐや姫は月で犯した罪の「罰」として地球に送られた存在だった
竹取物語とは、平安時代前期に成立した日本最古の物語です。作者は不詳ですが、その内容は広く知られており、「かぐや姫」の物語として親しまれています。
物語の中心は、竹の中から生まれた美しいかぐや姫が、多くの求婚者を退けながらもやがて月に帰っていくという筋書きです。しかし単なる「月に帰るお姫様の話」ではありません。その底流には、罪と罰・別れの悲劇・権力への反抗という深いテーマが流れています。
文学史的には、源氏物語の「絵合」という章で「物語の出で来はじめの祖」と称されており、日本文学における「物語」というジャンルの祖先とされています。伊勢物語・古今和歌集と並び、平安文学の中でも特別な地位を占める作品です。

竹取物語って国語のテストで出るのはわかるんだけど、歴史でも出るの?

国語(古典)のテストでは成立時期・作者不詳・「物語の祖」が頻出だよ!歴史の授業でも平安文化の代表例として登場することがある。どちらの教科でも重要な作品なんだ!
竹取物語が成立した時代とは?
竹取物語は何時代に書かれた作品かというと、平安時代前期——おおよそ9世紀後半から10世紀初めごろに成立したとされています。ただし正確な成立年代は今も判明しておらず、「竹取物語 何時代?」というのは古文・日本史の定番の問いのひとつです。
平安時代は794年に桓武天皇が平安京(現在の京都)に都を移してから約400年間続いた時代です。この時代に生まれた国風文化の中から、仮名文字・和歌・物語文学が花開きました。竹取物語はその最初期の物語にあたります。
📌 竹取物語の成立時期まとめ
・成立:9世紀後半〜10世紀初め(平安時代前期)
・「物語の祖」の根拠:1008年ごろ成立の源氏物語「絵合」の巻での言及(「物語の出で来はじめの祖なる竹取の翁」)
・現存最古の写本:南北朝〜室町時代初期(14世紀)の古筆切断片。完本は室町末期の里村紹巴本(1570年)が最古
・作者不詳:現在も特定されていない(源 順・源融など諸説あり・確証なし)
この時代の書物は、現代のようにプリントされるのではなく、貴族が手で書き写す(写本)形で残されていきました。そのため誰が書いたかという記録が残りにくく、作者の名前が今に伝わっていないのです。
また、平安時代は藤原道長らの摂関政治が栄えた時代でもあります。貴族文化が花開く中で、和歌や物語が貴族の間で盛んにやり取りされるようになりました。竹取物語もその文化的背景の中で生まれた作品です。

竹取物語の作者がなぜ今もわかっていないんですか?1,000年以上経っているから?

それもあるけど、当時は「自分の名前を作品に残す」文化がまだ根付いていなかったんだよ。今でいう「匿名投稿」みたいな感じ!貴族が娯楽として書いた物語は、作者名を明記しないことが多かったんだ。

テストで「竹取物語」ってどんなふうに問われるの?5人の名前って全員覚えないとダメ?

最優先は「作者不詳・平安前期・物語の祖」の3点セット!5人の名前は共通テストでも登場するよ。まず石作・車持・阿倍・大伴・石上の5人の苗字だけでも覚えておこう。難題の内容と名前を全部セットで覚えられたら完璧だね!
竹取物語の登場人物まとめ
竹取物語に登場する主要人物は、大きく分けて「かぐや姫を育てた側」と「かぐや姫に求婚した側」に分けられます。それぞれの人物を整理しておきましょう。
登場人物①:かぐや姫
物語の主人公。本名は「なよたけのかぐや姫」。竹の中から生まれた小さな赤ちゃんが、3ヶ月で美しい成人女性に成長したという超常的な存在です。実は月の世界から罰として地球に送られた「天人」であり、物語の最後には月に帰ります。
登場人物②:竹取翁(さぬきのみやつこ)・媼
かぐや姫を竹の中から発見し、育てた養父母。翁は竹を取ることを仕事とする竹取翁で、名をさぬきのみやつこといいます。かぐや姫を竹の節から発見した後、不思議なことに竹の中から金が出るようになり、裕福になっていきます。
登場人物③:5人の貴公子(求婚者たち)
かぐや姫の美しさを聞きつけて求婚してきた5人の貴族です。かぐや姫は「これを持ってきたら結婚する」という無理難題を突きつけて全員を断ります。
📋 5人の貴公子と難題一覧
①石作皇子……「仏の御石の鉢」(天竺にあるという光る鉢)→ 偽物を持参してバレる
②車持皇子……「蓬莱の玉の枝」(金の根・銀の茎・白玉の実の木)→ 職人に作らせた偽物がバレる
③右大臣阿倍御主人……「火鼠の裘」(火に焼けない毛皮)→ 中国から買ったが燃えてしまいバレる
④大納言大伴御行……「龍の頸の玉」(龍の首の玉)→ 嵐に遭い失敗、病に倒れる
⑤中納言石上麻呂……「燕の子安貝」(燕が産む時に落とす貝)→ 屋根に登って落下し大怪我する
登場人物④:帝(天皇)
国の最高権力者である天皇も、かぐや姫に求愛します。かぐや姫は帝の求婚も断りますが、文通という形で交流が続きます。月に帰るかぐや姫が最後に帝に送った「不死の薬」は、物語のエピローグに重要な役割を果たします。

5人の貴公子の難題、ぜんぶ今でいう「ありえないもの持ってきて」って要求なんだよ。で、全員ものすごいやらかし方で失敗する。このコミカルな展開が竹取物語の前半の面白さなんだ!
竹取物語のあらすじをわかりやすく解説
竹取物語のあらすじは、大きく4つの流れに分けられます。「かぐや姫の誕生と成長」「貴公子たちの求婚と失敗」「帝の求愛」「月への帰還」——この4つを順番に見ていきましょう。
■①竹取翁とかぐや姫の出会い
昔、竹を取ることを生業にしていた翁(名は「さぬきのみやつこ」)がいました。ある日、光り輝く竹を見つけて切ってみると、中に3寸(約9センチ)ほどの小さな女の子が入っていました。
翁と媼は子どものいなかった夫婦だったため、この子を「天から授かった子」として大切に育てます。すると不思議なことに、それ以来竹を切るたびに竹の節の中から金が出てくるようになり、翁の家はどんどん豊かになっていきました。
さらに驚くべきことに、この子はわずか3ヶ月で成人女性の姿に成長しました。その美しさはあたりを明るく照らすほどで、翁は「なよたけのかぐや姫」と名づけます。やがてその美しさの評判は都中に広まっていきました。
■②5人の貴公子の求婚と難題
かぐや姫の評判を聞きつけた5人の貴族が次々と求婚してきます。しかしかぐや姫は「あなたの想いが本物なら、この難題を解決してきてください」と、それぞれにこの世に存在しないようなものを持ってくるよう要求します。
石作皇子は「仏の御石の鉢(光る鉢)」を求められ、偽の鉢を持参しますが、光らないのでバレてしまいます。車持皇子は「蓬莱の玉の枝」を求められ、職人に偽物を作らせましたが、職人が支払いを求めて現れたことでバレてしまいます。右大臣阿倍御主人は「火鼠の裘(火に焼けない毛皮)」を中国から買い取りましたが、いざ火にくべると燃えてしまいました。
大納言大伴御行は「龍の頸の玉」を求めて嵐に遭い、ひどい目に遭って帰ってきます。中納言石上麻呂は「燕の子安貝」を取ろうと燕の巣のある屋根によじ登り、転落して大怪我をするという散々な結果でした。

今でいえば「超高嶺の花に無茶なミッションでアタックして全員撃沈した話」だね!しかも5人全員の失敗の仕方がユニークで笑えるんだよ。この前半のコメディ感が竹取物語の面白さのひとつなんだ。
■③帝の求愛とかぐや姫の苦悩
5人の貴公子が全員失敗した後、今度は帝(天皇)がかぐや姫に関心を持ちます。帝は使者を通じてかぐや姫に宮廷に来るよう命じましたが、かぐや姫はそれを断りました。
帝とかぐや姫は直接会うことなく、文(手紙)のやり取りを通じて交流を深めていきます。帝はかぐや姫への気持ちをつづった歌を送り、かぐや姫もそれに応えます。帝はかぐや姫に強い愛情を持ちますが、かぐや姫は「自分はいつか月に帰らなければならない存在」と知っており、その思いを心の中に秘めていました。
かぐや姫は毎晩月を見ては悲し気な表情を浮かべるようになります。それを心配した翁と媼が訳を尋ねると、かぐや姫はついに打ち明けます——「私は月の世界の者。十五夜(8月15日)の満月の夜に、月から迎えが来ます」と。
■④かぐや姫、月へ帰る
翁から知らせを受けた帝は、月の迎えを阻止しようと大勢の兵士をかぐや姫の屋敷に派遣します。しかし十五夜の夜、月から天人たちが光の中に乗って降りてきました。兵士たちは得体の知れない光に圧倒され、弓を引こうとしても手が動かなくなってしまいます。帝の軍勢は何もできませんでした。
かぐや姫は泣きながら翁と媼に別れを告げ、帝への手紙と「不死の薬」を残します。そして天人が持ってきた天羽衣(羽衣)をまとった瞬間——かぐや姫の表情から一切の悲しみが消え、地球での記憶もすべて消えてしまいました。そのまま月へと昇っていったのです。

地球での記憶は宝物だけど……月の羽衣をまとった瞬間、その想いは消えてしまうの。翁への感謝も、帝さまへの気持ちも——私には残せないのです。
帝はかぐや姫の残した手紙と不死の薬を受け取りますが、「かぐや姫のいない世界で永遠に生きていても意味がない」と、その薬を天に一番近い山の頂上で燃やすよう家臣に命じました。この山こそが富士山であり、「不死の薬を焼いた山」だから「富士山」という名になった——という由来伝説が竹取物語のエピローグに記されています。

富士山の名前って竹取物語が由来なの!?それテストに出そう……

テストで「富士山の名前の由来を説明せよ」って出ることがあるよ!「不死の薬を焼いた山 → 不死山 → 富士山」という流れで覚えよう。竹取物語のエピローグとセットで押さえておこう!
なぜバッドエンド?かぐや姫の罪と罰
「かぐや姫が月に帰る」——これを聞いて「めでたしめでたし」と感じる人もいますが、かぐや姫本人の視点から見ると、この結末は決してハッピーエンドではありません。竹取物語がバッドエンドと呼ばれる理由を掘り下げてみましょう。
まず大前提として、かぐや姫は「罪を犯した罰」として地球に送られたのです。竹取物語の本文には「かぐや姫はこの地に送られた存在であり、罪があってここにいる」という趣旨の表現があります。つまり地球での生活自体が「刑罰」でした。
竹取物語の本文には、かぐや姫が「月の世界で犯した罪のために地球に送られた」とあります。しかしその罪の内容は明記されていません。これが1,000年以上、読者・研究者を悩ませ続けてきた謎です。
主な説としては「月の世界のルールを破った」「天人として許されない感情(愛着)を持った」「別の人物との交流で禁忌を犯した」などが挙げられますが、いずれも本文には書かれておらず、読者の想像に委ねられています。
作者が意図的に書かなかったのか、それとも書かれていた部分が写本の過程で失われたのかも不明です。この「謎の余白」こそが竹取物語に永遠の魅力を与えているともいえます。
次に注目すべきは、月に帰る瞬間の「記憶消去」です。かぐや姫は月の天人から天羽衣を着せられた瞬間、地球での記憶をすべて失います。これは物語の中で明確に描かれています。
つまりかぐや姫は——翁と媼への愛情も、帝との文のやり取りで育んだ気持ちも、月に帰る直前まで「忘れたくない」と感じていた思い出のすべてを——羽衣をまとった瞬間に失ってしまうのです。地球での経験・感情・人間関係のすべてが、彼女の中から消えていく。これは紛れもない悲劇です。

帝さまへの想いも、翁への感謝も……私には記憶が残せないのです。月の羽衣はそういうものなのです。
さらに、帝に残した「不死の薬」も切ない意味を持っています。かぐや姫は「帝と同じ世界にいられないなら、不老不死に意味はない」という思いを手紙に込めて、薬を置いていきました。その薬を帝は富士山の頂で燃やします——「不死の薬など、必要ない」という悲嘆の表現として。

かぐや姫が地球に来た「罪」って、本文には書かれていないんですね。それだと「なぜ」がわからないまま終わってしまいませんか?

そう、意図的に書かれていないんだよ!だからこそ1,000年以上にわたって読者が「罪って何だろう?」と想像し続けてきたんだ。この「余白のある物語」というのが竹取物語の深さの秘密だと思うな。
竹取物語の魅力・読みどころ
なぜ竹取物語は1,000年以上を経た今もなお読み継がれているのでしょうか。その魅力を4つのポイントで整理してみます。
魅力①:SF的世界観の先駆け
竹取物語には「月の世界から来た存在」「不老不死の薬」「羽衣をまとうと記憶が消える」「月から光の乗り物で迎えに来る」など、現代のSFに通じる要素が満載です。これが1,000年以上前に書かれたという事実は驚くべきことです。「日本最古のSF」と呼ぶ研究者もいるほどです。
魅力②:権力への反抗というテーマ
かぐや姫は5人の貴族だけでなく、帝(天皇)の求婚さえも断ります。当時の社会では、帝の命令を断ることなどあり得ないことでした。それをさらっと断ってしまうかぐや姫は、平安時代の権力構造へのアンチテーゼを体現しているともいえます。読者(特に貴族社会に生きる人々)にとって、痛快さと不思議な解放感を与える存在だったでしょう。
魅力③:ユーモアと悲劇の絶妙な融合
物語の前半は、貴公子たちがあれこれ失敗するコミカルな展開が続きます。しかし後半の月への帰還場面はうってかわって感情的な別れの悲劇になります。この笑いと涙の落差が絶妙な緊張感を生み出しており、読者を最後まで引きつけます。一冊の中にコメディと悲劇が共存するこの構成は、後の物語文学にも大きな影響を与えました。
魅力④:富士山の名前の由来など、日本文化との深いつながり
竹取物語のエピローグに記された「不死の薬を富士山で燃やした」というエピソードは、富士山の名の由来伝説として語り継がれてきました。また、「かぐや姫」というキャラクター自体が現代の映画・アニメ・漫画に多大な影響を与えており、スタジオジブリの『かぐや姫の物語』(2013年)など、今なお新しい解釈が生まれ続けています。

1,000年以上前の作品なのに、なんでこんなにSF的な発想があったんでしょう?当時の人が「月に人が住む」と考えていたんですか?

平安時代の人たちは月を「神秘的な異世界」と捉えていたんだよ。「月には宮殿があって別の存在が住んでいる」という発想は当時の常識だったんだ。それを物語の設定に組み込んだのが竹取物語のすごいところ。現代のSFアニメ・ラノベでよく見る「異世界から来た存在」の元祖がここにあるんだよね!
竹取物語の考察・現代に通じるテーマ
竹取物語が現代まで読み継がれているのは、単なる「昔話」ではなく、時代を超えた普遍的なテーマが埋め込まれているからです。権力・欲望・純粋性・孤独——これらは1,000年以上たった今も私たちが向き合い続けているテーマです。
📖 現代とのつながり:スタジオジブリ『かぐや姫の物語』(2013年・高畑勲監督)は竹取物語を原案にした映画です。「なぜ月に帰らなければならないのか」という問いを現代的な解釈で描き直し、世界的に高い評価を受けました。また「月から来た異質な存在が地球の人間と心を通わせる」というモチーフは、現代のアニメ・ラノベの異世界転生・異世界来訪ジャンルにも色濃く受け継がれています。
竹取物語が持つテーマを大きく3つ整理すると、①権力や欲望への抵抗(5人の貴公子・帝を拒絶するかぐや姫)、②「異なるもの」の孤独と受容(月の人間として地球に馴染めないかぐや姫の苦しみ)、③不老不死への問いかけ(不死の薬を燃やす帝の選択)という3軸が見えてきます。
特に③は深い問いかけを含んでいます。帝は「愛した人のいない世界で永遠に生きることに意味があるか」と問い、答えを「否」として薬を燃やします。この問いは現代の医療倫理・生命倫理が問う「不老不死は本当に幸福か」というテーマとも重なります。
SF(サイエンス・フィクション)の定義を「科学的・超自然的な設定を用いた物語」とするならば、竹取物語は確かにSF的です。「月からやってきた存在」「不老不死の薬」「光の乗り物で月へ帰る」「羽衣による記憶消去」——これらは現代のSF作品にも通用する設定です。
文学研究者の間では「竹取物語をSFと呼ぶのは現代的な解釈の投影に過ぎない」という慎重な意見もあります。ただし「月を別世界として描き、そこから来た存在が地球に干渉する」という物語構造が日本文学の中できわめて早い時期に現れたことは確かです。「日本最古のSF」という表現は厳密な定義よりも、竹取物語の先進性を示す文学的比喩として用いられています。

「異世界から来た美少女が地球の男たちを翻弄する」って、今のアニメやラノベで当たり前のように見るパターンだよね。その元祖が1,000年以上前の竹取物語にあると思うと、すごいよなあ!

1,000年以上も前の物語が、今でもこれだけ読まれ続けている理由って何なんでしょう?

「なぜかぐや姫は地球に来たのか」「罪の正体は何か」「記憶を失うことは幸せなのか」——竹取物語には答えが書いていない問いがいくつもあるんだ。だから読む人それぞれが想像して、自分なりの答えを考える。その余白の豊かさが1,000年以上たっても色あせない秘密だと思うよ!
テストに出るポイント
ここからは定期テスト・共通テスト・大学受験で押さえておきたいポイントをまとめます。試験直前の見直しにも使ってください。
📌 暗記のコツ:「作者不詳・平安前期・物語の祖」の3点セットが最頻出です。竹取物語(9〜10世紀)→ 源氏物語(11世紀初め)という流れも重要。よく出る比較問題:竹取物語(かな文字・物語の祖・作者不詳)vs 枕草子(随筆・清少納言)vs 源氏物語(長編物語・紫式部)——ジャンルと作者をセットで覚えましょう。

テストで「竹取物語」ってどんなふうに問われるの?5人の名前って全員覚えないとダメ?

最優先は「作者不詳・平安前期・物語の祖」の3点セット!5人の名前は共通テストより記述式試験で問われることが多いよ。まず石作・車持・阿倍・大伴・石上の5人の苗字だけでも覚えておこう。難題の内容と名前を全部セットで覚えられたら完璧だね!
よくある質問(FAQ)
竹取物語は平安時代(9〜10世紀ごろ)に成立した日本最古の物語です。竹の中から生まれた美しい姫「かぐや姫」が、5人の貴公子と帝の求婚をすべて断り、最終的に月の世界へ帰っていくという物語です。日本文学の中で「物語の祖」と呼ばれ、源氏物語をはじめ後世の物語文学に大きな影響を与えました。
竹取物語は平安時代(794〜1185年)を背景に書かれた物語です。成立したのは平安時代前期、9世紀末〜10世紀初めごろとされています。厳密な成立年代は不明ですが、源氏物語(11世紀初め)よりも古いことは確かです。物語の舞台となっているのも平安時代の都(平安京・現在の京都)です。
かぐや姫が月に帰る結末がバッドエンドと言われる理由は主に3つあります。①かぐや姫は「罪の罰」として地球に送られた存在であり、月への帰還は刑期の終わりに過ぎないこと。②月の羽衣を着た瞬間、翁・媼・帝との思い出がすべて消えてしまうこと。③翁・媼は大切に育てた娘を永遠に失い、帝も愛した人を取り戻せないこと——誰も幸せにならない結末です。かぐや姫自身が「忘れたくない」と言いながら記憶を失う描写が特に悲劇的です。
竹取物語の作者は現在も「作者不詳」とされています。有力な候補として在原業平説・源順説などが唱えられていますが、いずれも決定的な証拠はありません。平安時代の文学では作者名が記録されないまま伝わった作品も多く、竹取物語もその一つです。試験では「作者不詳」が正解になります。
竹取物語(9〜10世紀・作者不詳)は日本最古の物語で「物語の祖」と呼ばれます。月の人物を主人公にした短編作品です。一方、源氏物語(11世紀初め・紫式部作)は光源氏を主人公にした世界最長級の長編恋愛物語で、平安貴族の風雅な生活を描きます。源氏物語の「絵合」の巻に竹取物語への言及があり、竹取物語が源氏物語の先行作品であることが確認できます。
竹取物語が「日本最古の物語」と呼ばれる主な根拠は、源氏物語の「絵合」の巻に「物語の出で来はじめの祖なる竹取の翁」と書かれていることです。紫式部が「物語の始まりの祖先」と明記しており、11世紀初めの時点ですでに最初期の物語として認識されていました。また現存するかな文字で書かれた物語の中でも最古の部類に入ります。「日本最古の長編小説」などと表記されることもありますが、正確には「現存最古のかな物語(短編)」です。
竹取物語についてもっと詳しく知りたい人へ

竹取物語をもっと深く読みたい人に、おすすめの本を紹介するよ!
まとめ:竹取物語をもっと楽しむために
今回は竹取物語について、あらすじから時代背景・バッドエンドの謎・現代に通じるテーマまで解説しました。1,000年以上前に書かれた物語が今も読み継がれているのは、「なぜかぐや姫は地球に来たのか」「記憶を失うことは幸せなのか」という問いへの答えが、今も私たちの心に刺さるからだと思います。
- 9〜10世紀ごろ竹取物語の成立(平安時代前期・作者不詳)
- 11世紀初め(1008年ごろ)源氏物語「絵合」の巻で「物語の祖」として言及される
- 14世紀(南北朝〜室町時代初期)現存最古の写本(古筆切断片)が伝わる。完本は室町末期の里村紹巴本(1570年)が最古
- 明治時代西洋文学との比較研究が進み、国文学として再評価される
- 2013年スタジオジブリ『かぐや姫の物語』公開——現代の映像表現で再解釈される

以上、竹取物語のまとめでした!あらすじを押さえたら、ぜひ現代語訳で原文の雰囲気も読んでみてほしいな。1,000年前の言葉なのに、すごくリズムよく読めるよ。平安文学に興味が出てきた人は、下の記事もあわせて読んでみてください!

📅 最終確認:2026年6月 / 参照:山川出版社『詳説日本史』(2022年版)
Wikipedia日本語版「竹取物語」(2026年6月確認)
コトバンク「竹取物語」(デジタル大辞泉・日本大百科全書)
山川出版社『詳説日本史』
記事の誤りを発見された場合はお問い合わせください。確認後、修正します。
📚 平安時代の記事をもっと読む → 平安時代の記事一覧を見る
Amazonのアソシエイトとして、まなれきドットコムは適格販売により収入を得ています。



