東大寺に来たら必ず法華堂(三月堂)へ足を運びなさい!【東大寺を楽しむための豆知識】

この記事は以下の記事の続編です。

奈良と言えば、東大寺!東大寺と言えば奈良の大仏!奈良で一番有名な観光地が東大寺ではないでしょうか。し...

東大寺と言えば奈良の大仏!

東大寺に行ってもほとんどの人が奈良の大仏を見て帰ってしまいます。しかし待ってください!!東大寺には、もう1つ隠れ名所があるんです!!

それが東大寺法華堂です。別名「三月堂」とも言われています。隠れ名所らしく、その場所も少しわかりにくい場所にあります(汗

法華堂(三月堂)は東大寺から少しに西に外れた場所にあります。意識していかないとまずたどり着けないと思います。

今回は、そんな法華堂のことを紹介したいと思います。

戦火を免れた奇跡の仏堂

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東大寺はこれまでに大きく二回、源平合戦と戦国時代の戦火により甚大な被害を被りました。そして、奈良の大仏はその都度焼き尽くされますが、人々の強い大仏愛からいつも不死鳥のように復活を成し遂げています。

詳しくは前回の記事をどうぞ

奈良と言えば、東大寺!東大寺と言えば奈良の大仏!奈良で一番有名な観光地が東大寺ではないでしょうか。し...

しかし、東大寺法華堂はこの2回の大戦果を奇跡的に免れることができました。多くの建物が焼失しましたが、法華堂は東大寺が造られた奈良時代の建築様式が残る数少ない建物として国宝に指定されいます。

しかし、なぜ奇跡的に焼失を免れたのでしょうか?

その秘密は、東大寺法華堂に安置された仏像たちを見ているとわかります。

かっこよすぎる仏像たち

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東大寺法華堂の見どころは何といってもその仏像群!

その荘厳な雰囲気だけでもお腹がいっぱいですが、この法華堂を堪能するため、仏像についても少し紹介したいと思います。

カッコよすぎる不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)像

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法華堂の本尊であり、大仏群の中心に位置する主役です。カッコいい・・・

観音様は、慈悲の心で人々を救ってくれる仏さまです。観音様については、ほかの記事で説明しているので割愛します。お手数ですが、気になる方は以下の記事をご覧ください m(_ _)m

【観音さまについて】

知っておきたい仏像の豆知識。京都観光の前に知っておきたい仏像の豆知識の続編です。前回は如来の紹介をしました。今回は「...

【千手観音についての記事ですが、こんな記事も参考になります】

(出典:)三十三間堂(蓮華王院)の見所と歴史まるわかり!では、三十三間堂の建立までのお話をしました。...

(出典:wikipedia「唐招提寺」 原典・著作:663highland)奈良と言えば、東大寺や法隆寺、奈良公園が...

不空羂索ってどんな意味?

不空羂索とは、

「不空」が「空(むな)しからず」、「羂索」が「手縄」

を意味しており、合わせると「しっかりと手縄を持つように、迷える衆生たちを逃すことなく救済する観音様」という意味になります。

え!?私の守護神、多すぎ!?

一番のイケメンは、やはり不空羂索観音像ですが、不空羂索観音像の周りには多くの守護神が立ち並びます。

まさに、守護神オールスター状態なのです。

守護神その1!金剛力士像(阿形と吽形)

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まず最初にお出迎えしてくれるのが、金剛力士像です。

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前にある4つの仏像のうち、内側の2体が金剛力士像です。

険しい顔をしている左側が阿形(あぎょう)で、右側が吽形(うんぎょう)です。

(金剛力士像について詳しく知りたい方は、国宝多すぎ!魅力ある法隆寺を楽しむ豆知識教えます【聖徳太子】その1をどうぞ!記事の後半部分に金剛力士像について解説しています♪)

威圧感がすごいです!なんせ3メートルもの巨体ですからね。にらまれているとちょっとビクビクしてしまいそうです(汗

守護神その2!四天王像

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(上図は、法華堂の四天王のうち、広目天。知的な印象を受けます)

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四天王は仏堂の四隅に配置されており、上の写真でいうと前の4体のうち外側の2体が四天王です。

(四天王については、詳しくは京都観光の前に知っておきたい仏像の豆知識その3の記事の後半部分をどうぞ!)

四天王は、仏さまを護る守護神で、

東は持国天、南は増長天、西は広目天、北は多聞天が配置されています。特に北の方角は鬼門とされ、一番強い多聞天が配置されています。

多聞天は毘沙門天(びしゃもんてん)とも呼ばれ、日本では軍神として信仰されています。戦国時代の上杉謙信が毘沙門天と呼ばれるのは、その圧倒的強さから軍神の化身と噂されていたからです。

足元で踏まれてるのって何?

四天王はたいてい、足で何者かを踏みつけています。

踏みつけられているのは「邪鬼」という、人の悪しき心から生まれた悪い奴です。(由来は、インドの古代史までさかのぼりますが省略します!)

邪鬼を踏みつけるその姿は、守護神に相応しい姿となっています。

梵天と帝釈天

上の写真では柱に隠れて見えませんが、梵天と帝釈天の仏像も配置されています。

(梵天、帝釈天については簡単ですが、京都観光の前に知っておきたい仏像の豆知識その3で紹介しています。)

特に、帝釈天はめちゃくちゃ強く、四天王の上司に当たります。

守護神が戦火から法華堂を守ってくれた!?

金剛力士像に四天王に、帝釈天。

これだけ強大な力を持つ仏像を集めて配置しているのです。戦火を免れたのも仏さまのおかげだと思いませんか?

少なくとも、当時の人々はそう思っていたのではないでしょうか。

まとめ

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せっかく東大寺まで来たのに、法華堂(三月堂)の仏像群を見に行かないのはもったいないです!

ぜひ、東大寺に来たら法華堂にも足を運んでみてください。不空羂索観音は仏像の中でもトップレベルでカッコいいと思います!

東大寺観光向けに電子書籍(Kindle)も出版しています

東大寺を観光する方向けに、観光前に絶対に知っておきたい東大寺の歴史や仏教の知識について書いた本になります。「東大寺に行くけど、東大寺のことなんて何も知らないよ!」っていう方にはぜひご一読していただきたい一冊です。何も知らない方でもわかりやすいよう書いたつもりです。このサイトでも東大寺について書いていますが、電子書籍(Kindle)ではより詳しく解説を行なっています。色々と知ってから東大寺を訪れると、東大寺観光が一層興味深いものになることでしょう。

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