平安神宮は明治創建!歴史・見どころ・拝観料を徹底解説【修学旅行にも】

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平安神宮

もぐたろう
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今回は平安神宮について、歴史・見どころ・拝観料から御朱印・アクセスまで、わかりやすく丁寧に解説していくよ!修学旅行で行く人も、週末旅行で立ち寄る人も、ぜひ最後まで読んでみてね!


この記事を読んでわかること
  • 平安神宮の歴史(いつ・なぜ建てられたのか、誰が祀られているのか)
  • 見どころと境内の楽しみ方(大鳥居・応天門・大極殿・楼閣)
  • 神苑4エリアと季節別の見頃(拝観料・無料公開日も解説)
  • 御朱印の種類と受付場所(御朱印帳・四神デザインも紹介)
  • 年間イベント・アクセス情報(時代祭・薪能・地下鉄・バスの行き方)

平安神宮へいあんじんぐう」という名前を聞いて、「平安時代に建てられた古い神社」だと思っていませんか?

実は——平安神宮が創建されたのは1895年(明治28年)。平安時代よりも1,000年以上あとに造られた、日本でも比較的新しい神社なんです。

しかも、境内に広がる朱塗りの社殿は、平安京の正庁「朝堂院ちょうどういん」を8分の5スケールで忠実に再現したもの。”本物の平安時代”を現代に蘇らせた、唯一無二の場所なのです。

この記事では、平安神宮の歴史・見どころ・神苑の楽しみ方から、修学旅行に役立つ実用情報まで徹底解説します。

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平安神宮とは?

平安神宮 3行でわかるまとめ
  • 1895年(明治28年)に平安遷都1100年を記念して京都に創建された神社
  • 祭神は桓武天皇と孝明天皇。平安京の創始者と、幕末の「最後の守り手」を祀る
  • 境内(無料)と池泉回遊式の神苑(有料・大人600円)で構成。四季の花が美しい

平安神宮は、京都市左京区さきょうく岡崎エリアに位置する神社です。比叡山延暦寺をはじめとする古刹が集まる京都の中でも、その「新しさ」が際立つ存在です。

境内には、平安時代の朝廷の正殿「大極殿だいごくでん」を8分の5スケールで再現した社殿群が広がっています。朱色と緑の鮮やかな配色は、1,000年以上前の都の姿を今に伝えます。

また、境内の東・中・西・南の4エリアにまたがる神苑は、面積約3万3,000㎡(約1万坪)にもおよぶ池泉回遊式庭園。春のしだれ桜、夏の花菖蒲、秋の紅葉と、四季折々の絶景が楽しめるスポットとして多くの参拝者を集めています。

ゆうき
ゆうき

修学旅行で平安神宮に行くんだけど、「明治時代に建てられた」ってどういうこと?平安時代の神社じゃないの?

もぐたろう
もぐたろう

そうなんだよ!名前は「平安神宮」だけど、実は明治28年(1895年)に造られた神社なんだ。「平安京遷都1100年を祝って」建てられたのが由来。平安時代の朝廷の正殿を8分の5サイズで再現しているのが最大の特徴だよ!

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平安神宮の歴史

平安神宮 応天門
平安神宮の応天門。朱色の社殿が平安時代の朝廷の雰囲気を今に伝える。
(写真:Saigen Jiro, CC0 / Wikimedia Commons)

■ 創建の背景:「京都を取り戻したい」という願い

平安神宮が生まれた背景には、幕末から明治にかけての「京都の衰退」があります。

1869年(明治2年)、明治天皇めいじてんのうが東京に移ったことで、京都は長年担ってきた「都」としての地位を失いました。人口は激減し、経済も大きく落ち込みます。「このまま京都は終わってしまうのか——」。市民の間に危機感が広がっていきました。

そこで1895年(明治28年)、「平安遷都へいあんせんと1100年」を機に、京都の復興と発展を祈念する大祭が計画されます。この年には第4回内国勧業博覧会(今でいう大規模な万博のようなもの)も京都で開催され、その目玉として創建されたのが平安神宮でした。

「かつての都・平安時代の輝きを現代に蘇らせよう」——その思いを形にしたのが、平安京の朝廷正殿を8分の5スケールで再現した社殿群です。

桓武天皇
桓武天皇

わしが平安京へいあんきょうを造ったのは794年のこと。まさかその1,100年後に、こんな立派な神社を建ててもらえるとは思わなかったわ!

■ なぜ桓武天皇と孝明天皇が祀られているのか

平安神宮の祭神さいじんは、桓武天皇かんむてんのう孝明天皇こうめいてんのうの2柱です。

桓武天皇は、794年に平安京への遷都を断行した天皇です。「平安京という都を作った張本人」として、創建当初から主祭神として祀られました。

一方、孝明天皇は、幕末(1846〜1867年)に在位した天皇で、最後まで攘夷じょうい(外国人を追い払うこと)を訴え、京都の復興を願い続けた人物です。1940年(昭和15年)の建国2600年祭に合わせて、後から配祀はいし(追加して祀ること)されました。

孝明天皇が追加で祀られた理由とは?

桓武天皇が「平安京を建てた人」なら、孝明天皇は「平安京を守ろうとした人」。幕末の動乱の中、外国勢力の侵入を拒み続け、最後まで京都を愛した天皇として選ばれました。「都の始まりと終わりを見守った二人」というコンセプトが、平安神宮の祭神に込められた意味です。

孝明天皇
孝明天皇

余は攘夷を強く願い、京都の地から都を守ろうとした。明治の世に神として祀ってもらえるとは、誠にありがたきことよ。

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平安神宮の見どころ

もぐたろう
もぐたろう

平安神宮の境内(大極殿・応天門・楼閣エリア)は無料で参拝できるよ!見どころをチェックしておこう。

■ 大鳥居:岡崎エリアのランドマーク

平安神宮 大鳥居 朱塗り 下から見上げ
真下から見上げた大鳥居。高さ24mは6〜7階建てビルに相当する迫力。著作者:不明 / 出典:Wikimedia Commons / ライセンス:CC0(パブリックドメイン)

平安神宮を象徴する大鳥居おおとりいは、神宮道(岡崎大通り)の正面に立つ巨大な鳥居です。高さ約24m・幅約18mで、1929年(昭和4年)に建立されました。

鮮やかな朱色の大鳥居は、地下鉄東山駅方面からでも遠くにそびえるのが見え、岡崎エリア全体のランドマークになっています。清水寺八坂神社と並ぶ、京都東山エリアを代表する景観のひとつです。

平安神宮 大鳥居 神宮道からの眺め
神宮道(岡崎大通り)の正面に立つ大鳥居。遠くからでも鮮やかな朱色が目に入る。著作者:Kentin / 出典:Wikimedia Commons / ライセンス:CC BY 2.0(https://creativecommons.org/licenses/by/2.0/)

ちなみに、この大鳥居が1929年に建てられた際、その建設費用には全国各地からの寄附が充てられました。「平安神宮を応援したい」という人々の思いが全国から集まった背景には、創建以来の「京都復興のシンボル」としての存在感があります。単なる観光名所ではなく、日本中の人々に支えられた鳥居なのです。

平安神宮の大鳥居は「第二鳥居」とも呼ばれ、鳥居単体としては日本でも最大級。高さ24mは6〜7階建てのビルに相当する迫力です。

■ 応天門と大極殿:朝堂院を8分の5スケールで再現

平安神宮 応天門 正面 朱塗り
朱色と緑の瓦が印象的な応天門。平安京の正門「朱雀門」を模した造りで、境内の入口として迎えてくれる。著作者:Immanuelle / 出典:Wikimedia Commons / ライセンス:CC BY 4.0(https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/)

大鳥居をくぐり、広い参道を進むと、朱色の門「応天門おうてんもん」が目に入ります。この門は、かつての平安京の正門を模した造りで、その奥に広がる回廊と大極殿だいごくでんのセットが平安神宮最大の見どころです。

大極殿とは、平安時代の天皇が政務や儀式を執り行った「朝廷の正殿ちょうていのせいでん」のこと。今でいう「国会議事堂と宮殿を合わせたような場所」がイメージに近いでしょう。当時の規模は現在の5倍以上でしたが、平安神宮ではその雄大さをできる限り忠実に8分の5スケールで再現しています。

平安神宮 応天門越しに大極殿を望む
応天門の扉越しに見える大極殿。この構図が「平安時代の朝廷に入る」という体験を演出する。著作者:Immanuelle / 出典:Wikimedia Commons / ライセンス:CC BY 4.0(https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/)

大極殿の内部では、桓武天皇かんむてんのう孝明天皇こうめいてんのうの御座所を見ることができます。朱塗りの柱と緑の屋根の組み合わせは、平安絵巻の世界そのもの。写真スポットとしても人気の場所です。

あゆみ
あゆみ

境内の見学だけなら無料で入れるの?どのくらい時間がかかるかしら?

もぐたろう
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境内(大極殿・応天門・楼閣エリア)は無料だよ!じっくり写真を撮りながら回ると30〜45分くらいかかるよ。神苑(庭園)は別途入苑料(大人600円)が必要だから、時間と予算に合わせて計画してみてね。

■ 白虎楼・蒼龍楼:東西を守護する2棟の楼閣

大極殿の左右に立つ2棟の楼閣が、白虎楼びゃっころう(西側)蒼龍楼そうりゅうろう(東側)です。

白虎・蒼龍はそれぞれ西・東の方角を守護するとされる「四神(しじん)」の獣。北の玄武げんぶ、南の朱雀すざくとともに、古代中国から伝わった方位守護の概念で、平安京の都市設計にも取り入れられていました。

大極殿前の広場から見上げる2棟の楼閣は、左右対称の美しい構図を生み出しています。特に朝の光を浴びて朱色が映える時間帯(開門直後の午前中)は、写真撮影の絶好のタイミングです。

神苑(じんえん)の見どころ

平安神宮 神苑 池泉回遊式庭園
平安神宮の神苑。明治・大正期に整備された池泉回遊式庭園で、四季折々の花が楽しめる。著作者:Jakubhal / 出典:Wikimedia Commons / ライセンス:CC BY 4.0(https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/)

神苑とは:平安神宮境内の東・中・西・南の4エリアからなる池泉回遊式ちせんかいゆうしき庭園(池を中心に歩きながら景色を楽しむ形式の日本庭園)。面積約3万3,000㎡(約1万坪)。明治初期〜大正期にかけて整備された。

神苑は、平安神宮の「もうひとつの顔」です。

境内(無料エリア)の朱塗りの社殿群が「平安時代の都の華やかさ」を体現するとしたら、神苑は「日本庭園の静けさ」を体現しています。2つの異なる美しさを一度に楽しめるのが、平安神宮ならではの魅力です。

神苑を設計した名匠「植治」とは?

平安神宮の神苑を設計したのは、7代目小川治兵衛(通称:植治)という明治・大正を代表する庭師です。無鄰菴むりんあん(京都市)や平安神宮神苑など、京都の名庭を数多く手がけた「近代日本庭園の父」とも呼ばれる人物です。

植治が神苑設計で最もこだわったのが水の引き込み琵琶湖疏水びわこそすいの水を巧みに利用し、池に豊かな水を満たすことで、池泉回遊式庭園ならではの「水面に映る花」の美しさを演出しました。明治28年の開苑から130年以上が経つ現在も、植治が設計した水の流れが神苑の命脈を守り続けています。

■ 南神苑:春のしだれ桜で有名な「平安の苑」

南神苑は、神苑の4エリアの中で最初に整備された「平安の苑へいあんのその」です。神苑に入ってまず訪れるエリアで、広い芝生と木々が広がります。

春(3月下旬〜4月上旬)には、「平安しだれ桜」をはじめとするしだれ桜が一斉に咲き誇ります。ピンクのカーテンのように枝が垂れ下がる光景は、京都の春を代表する絶景のひとつ。写真を撮る人が列をつくるほどの人気スポットです。

■ 西神苑:夏の花菖蒲が圧巻の「白虎池」

西神苑には、「白虎池びゃっこいけ」と呼ばれる池が中心にあります。6月上旬、この池の周囲に2,000株以上の花菖蒲はなしょうぶが咲き乱れる光景は圧巻です。

「平安神宮の花菖蒲」は京都でも屈指の名所として知られており、見頃の時期には大勢の参拝者が訪れます。例年6月上旬には神苑の無料公開も行われるため、この時期に合わせて訪問するのがベストタイミングです。

■ 中神苑:静寂の「蒼龍池」とハナショウブの競演

中神苑の中心にあるのが「蒼龍池そうりゅういけ」。明治・大正期に整備されたこの池は、静かな水面と飛び石・木橋のコントラストが美しい空間です。

西神苑の白虎池とともに、6月には花菖蒲が周囲を彩ります。池に映る花菖蒲の倒影(水面に映る姿)も幻想的で、ゆっくりと歩きながら楽しむのがおすすめです。

■ 東神苑:秋の紅葉と「泰平閣」が映える栖鳳池

平安神宮 東神苑 泰平閣 栖鳳池
東神苑の泰平閣(橋殿)と栖鳳池。秋の紅葉シーズンは特に美しい。著作者:Jakubhal / 出典:Wikimedia Commons / ライセンス:CC BY 4.0(https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/)

神苑の中で最も広いエリアが東神苑です。中心にある「栖鳳池せいほういけ」は周囲を木々に囲まれた大きな池で、その中央に池に浮かぶ橋殿「泰平閣たいへいかく」が架かっています。

泰平閣は、明治時代に京都御所から移築されたもの。歴史ある建物が池の上に浮かぶ姿は、神苑の中でも屈指の写真スポットです。

この泰平閣には興味深い背景があります。明治維新後、京都御所の建物の一部が各地に移築・分配されることになり、その橋殿(橋の上に設けられた殿閣)が平安神宮に引き取られました。皇室由来の歴史的建造物が、神苑の象徴的なランドマークとして現在も使われている——池の上に優雅に浮かぶ泰平閣には、そんな「受け継がれた歴史」が宿っています。

秋(11月中旬〜下旬)には、池の周囲を彩る紅葉と泰平閣のコントラストが特に美しく、撮影に訪れるカメラマンが絶えません。四季を通じて楽しめる東神苑は、神苑の中でも「一番奥まで来た甲斐がある」と感じられる場所です。

あゆみ
あゆみ

花菖蒲の見頃はいつ?神苑の無料公開日はいつかわかる?

もぐたろう
もぐたろう

花菖蒲の見頃は例年6月上旬!神苑の無料公開は年2回あって、「花菖蒲の見頃期間(例年6月上旬)」と「9月19日(平安の苑 作庭記念日)」だよ。ただし、年によって日程が変わる場合があるから、最新情報は平安神宮公式サイトで必ず確認してね!

【神苑拝観料(2026年6月確認・公式サイトより)】
大人(一般):600円 / 小人:300円
団体(30名以上):大人550円・小人250円 / 団体(50名以上):大人500円
【開苑時間】8:30〜(季節により閉苑時間が変動:夏期18:00・秋期17:30・冬期17:00)

ゆうき
ゆうき

修学旅行の班別行動で平安神宮に行くんだけど、神苑って入ったほうがいい?時間がそんなにないんだよね。

もぐたろう
もぐたろう

時間が限られているなら、まず無料の境内(大極殿・応天門・楼閣)を30分で見てから、余裕があれば神苑(別途600円・所要45〜60分)に入るのがおすすめだよ!神苑は庭園だから、花が咲いていない季節なら境内メインでも十分楽しめるよ。


御朱印情報

平安神宮の御朱印は、授与所(社務所)で受け付けています。

初穂料は300円。受付時間は7:30〜18:00(夏季)が目安で、季節により変動します(冬季は17:00まで)。拝観時間と授与時間のどちらも公式サイトで確認してから訪れることをおすすめします。

御朱印帳は授与所で購入でき、平安神宮を象徴する四神(青龍・白虎・朱雀・玄武)がデザインされたものが人気です。御朱印集めが趣味の方は、ぜひ専用の御朱印帳を手に入れてみてください。

あゆみ
あゆみ

御朱印の種類はどのくらいあるの?特別御朱印みたいなものはある?

もぐたろう
もぐたろう

平安神宮では通常の御朱印(初穂料300円)に加えて、時代祭などの例大祭の時期には特別御朱印が授与されることもあるよ!最新の授与情報は公式サイトやSNSをチェックするのがおすすめだよ。

【御朱印情報(2026年6月確認・平安神宮公式サイトより)】
初穂料:300円 / 受付場所:境内授与所(応天門右側)
受付時間:7:30〜18:00(夏季。冬季は17:00まで。季節により変動)
御朱印帳(四神デザイン):授与所で購入可

年間イベント

平安神宮では、一年を通じて多彩なイベントが行われています。中でも特に有名なのが「時代祭じだいまつり」「京都薪能きょうとたきぎのう」、そして「神苑の無料公開」の3つです。

■ 時代祭(10月22日):1000年の歴史が行列になる

時代祭じだいまつりは、毎年10月22日に行われる平安神宮の例大祭れいたいさいです。1895年の平安神宮創建と同時に始まったお祭りで、今年(2026年)で130回以上を数えます。

京都御所から平安神宮まで約4.5kmの道のりを、平安時代から明治時代までの各時代の衣装をまとった行列が練り歩きます。甲冑武者・公家・遊女・商人など、総勢2,000人以上が参加する大規模な祭りで、祇園祭・葵祭とならぶ「京都三大祭のひとつに数えられています。

行列は歴史の「逆順」で進む構成になっていて、明治維新の時代から平安時代へとさかのぼるかたちで各時代が登場するのが独特のスタイル。「生きた歴史教科書」と呼ばれるゆえんです。

時代祭 京都御所からの出発 2009年
時代祭の行列が出発する京都御所。総勢2,000人以上が平安神宮まで約4.5kmを練り歩く。著作者:Corpse Reviver / 出典:Wikimedia Commons / ライセンス:CC BY-SA 3.0(https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/)

じつは時代祭には創設当時の知られざるエピソードがあります。1895年に平安神宮が創建された年、同時に「第4回内国勧業博覧会だいよんかいないこくかんぎょうはくらんかい」が京都で開催されました。今でいう大規模な産業万博のようなイベントで、全国から観光客が押し寄せる絶好の機会でした。「せっかく全国から人が来るなら、神社も祭りも一緒に始めてしまおう」——時代祭はそんな京都市の戦略的な発想から生まれたのです。130年以上にわたり受け継がれてきた時代祭の歴史は、こうした「明治の町おこし」精神から始まりました。

あゆみ
あゆみ

時代祭って修学旅行シーズンと重なりそう!どこで見ればいいの?

もぐたろう
もぐたろう

行列は京都御所を出発して平安神宮まで約4.5kmを進むよ!沿道のどこでも見られるけど、平安神宮の前(神宮道あたり)が一番盛り上がるよ。ただし10月22日は「時代祭渋滞」で市内がかなり混みあうから、早めに現地に着いておくのがコツだよ!

■ 京都薪能(6月):かがり火に照らされた幻想の舞台

毎年6月上旬に、平安神宮の境内で「京都薪能きょうとたきぎのう」が開催されます。かがり火のゆらめく炎の中で演じられる能・狂言は、昼間の社殿の雰囲気とはまったく異なる幻想的な世界です。

のう狂言きょうげんは700年以上の歴史を持つ日本の伝統芸能。神社の境内という日本ならではの空間で鑑賞できるのは、薪能ならでは。チケットの事前購入が必要なため、観覧希望の方は公式サイトで詳細を確認してください。

■ 神苑無料公開(年2回):花菖蒲の時期がおすすめ

通常は大人600円の入苑料が必要な神苑ですが、年に2回だけ無料公開されます。

1回目は、花菖蒲の見頃時期(例年6月上旬)。西神苑・中神苑の花菖蒲が満開になる時期に合わせて無料開放が行われ、例年多くの参拝者でにぎわいます。

2回目は、9月19日(「平安の苑」作庭記念日)。南神苑の整備が完成した日を記念する日として、毎年この日に無料公開されます。

イベントの日程・チケット料金は毎年変わる場合があります。最新情報は平安神宮公式サイト(heianjingu.or.jp)でご確認ください。

周辺観光とのモデルコース(岡崎エリア)

平安神宮がある岡崎エリアは、神社・美術館・動物園・疏水が密集した京都屈指の観光スポットです。平安神宮を起点に、徒歩圏内で複数のスポットを組み合わせると、充実した1日コースが組めます。

■ 修学旅行の班別行動コース例

ゆうき
ゆうき

平安神宮の周りって他にどんなとこがある?班別行動で半日コースを組みたいんだけど。

もぐたろう
もぐたろう

岡崎エリアは観光スポットが凝縮しているから、班別行動にぴったりだよ!「平安神宮(45分)→ 南禅寺(30分)→ 銀閣寺(45分)」の午前コースが定番だよ。全部徒歩でつながるから移動時間も短くて効率的!

以下に、よく組まれるモデルコースの例を紹介します。

【コース①:修学旅行 午前の鉄板コース(所要約3時間)】
平安神宮(境内のみ・無料・45分)→ 徒歩10分 → 南禅寺(30分)→ 徒歩15分 → 銀閣寺(45分)→ 哲学の道散策

【コース②:旅行者向け 岡崎エリア1日コース(所要約5時間)】
平安神宮(境内+神苑・2時間)→ 徒歩5分 → 京都市美術館or動物園 → 徒歩10分 → 南禅寺(水路閣・45分)→ 周辺カフェでランチ

■ 周辺カフェ・グルメ(旅行者向け)

平安神宮のすぐそばには、洗練されたカフェやレストランが点在しています。参拝後の一休みにぜひ立ち寄ってみてください。

京都モダンテラス(岡崎公園内・ロームシアター京都2階)は、ガラス張りで開放的なカフェレストラン。岡崎公園を眺めながら食事ができ、神宮道の大鳥居も眺望できます。

六盛(ろくせい)は、平安神宮の向かいに位置する老舗の京料理店。手桶弁当が名物で、旅行中の本格的な京懐石を求める方に人気です。

周辺の飲食店は混雑しやすいため、土日・祝日は事前予約がおすすめです。最新の営業情報はお店の公式サイトでご確認ください。

アクセスと基本情報

平安神宮 基本情報

📍 所在地:〒606-8341 京都府京都市左京区岡崎西天王町97
⛩ 境内参拝:無料 / 終日(6:00〜18:00が目安)
🌿 神苑拝観料:大人600円・小人300円 / 開苑8:30〜(閉苑時間は季節により変動)(2026年6月確認)
⏱ 所要時間目安:境内のみ30〜45分 / 境内+神苑1時間30分〜2時間

🚃 【電車】地下鉄東西線「東山駅」1番出口から徒歩約10分
京阪電車「三条駅」または「神宮丸太町駅」から徒歩約15分

🚌 【バス】市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」停留所から徒歩約3分
市バス「岡崎公園 ロームシアター京都・みやこメッセ前」停留所から徒歩約5分

※ 上記の拝観料・開苑時間は2026年6月時点の情報です。変更される場合がありますので、来訪前に必ず平安神宮公式サイト(heianjingu.or.jp)でご確認ください。

平安神宮の歴史をもっと詳しく知りたい人へ

もぐたろう
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平安神宮や京都の神社・歴史にもっと興味をもった人に、おすすめの入門書を紹介するよ!

①京都の神社をもっと深く知りたい人に

京都の神社と祭り―千年都市における歴史と空間

本多健一 著|中央公論新社(中公新書)

よくある質問

境内(大極殿・応天門・楼閣エリア)の参拝は無料です。神苑(池泉回遊式庭園)の入苑料は大人600円・小人300円(2026年6月現在)です。団体割引(30名以上・50名以上)もあります。最新の料金は平安神宮公式サイト(heianjingu.or.jp)でご確認ください。

御朱印は境内の授与所(応天門右側)で受け付けています。初穂料は300円、受付時間は7:30〜18:00(夏季。冬季は17:00まで。季節により変動)が目安です。御朱印帳(四神デザイン)も授与所で購入できます。最新の受付情報は公式サイトでご確認ください。

時代祭は毎年10月22日に開催される平安神宮の例大祭です。京都御所から平安神宮まで約4.5kmの道のりを、平安時代から明治時代までの時代衣装をまとった行列(総勢約2,000人)が練り歩きます。1895年の平安神宮創建時から続く行事で、祇園祭・葵祭とならぶ「京都三大祭」のひとつです。荒天の場合は翌23日に延期されます。

境内(無料エリア)のみであれば30〜45分が目安です。神苑(有料・大人600円)にも入る場合は、4つのエリアを全て回るとさらに45〜60分追加でかかります。合計で1時間30分〜2時間ほどを見ておくと余裕を持って楽しめます。

平安神宮は世界遺産ではありません。「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されているのは、1994年以前から存在する寺社・城などです。平安神宮は1895年(明治28年)の創建であるため、登録の対象外となっています。ただし、雄大な社殿と神苑の庭園は十分な観光価値があり、年間100万人以上が訪れる人気スポットです。

明治維新(1869年)で首都が東京に移り、京都の人口は急減しました。そこで「京都の復興」を願った市民が中心となり、平安遷都1100年を記念する事業として1895年に創建したのが平安神宮です。平安京を造った桓武天皇を主祭神として祀ることで、京都が「日本の都の発祥地」であることを示そうとしたのです。

まとめ

今回は平安神宮の歴史・見どころ・拝観料・御朱印・アクセス情報まで、まとめて解説しました。

平安神宮 歴史年表
  • 794年
    桓武天皇が平安京に遷都(平安神宮の祭神となる)
  • 1336年頃
    南北朝の戦乱で京都が荒廃。首都としての威信が揺らぐ
  • 1869年
    明治維新・首都が東京へ移転。京都の人口が急減
  • 1895年
    平安遷都1100年を記念して平安神宮を創建。第1回時代祭も同年開催
  • 1929年
    神宮道に大鳥居(高さ約24m)を建立
  • 1940年
    孝明天皇を追加配祀(建国2600年祭に合わせて)
  • 現在
    年間参拝者100万人超。時代祭・薪能・神苑無料公開が続く

もぐたろう
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以上、平安神宮のまとめでした!「明治時代に建てられたのに、平安時代の朝廷を8分の5スケールで再現した」という個性的な神社——実際に訪れると、その迫力に圧倒されるよ。下の記事で京都の他のスポットも解説しているので、あわせて読んでみてね!

📅 最終確認:2026年6月 / 参照:平安神宮公式サイト(heianjingu.or.jp)

参考文献

平安神宮公式サイト(heianjingu.or.jp)(2026年6月確認)
Wikipedia日本語版「平安神宮」(2026年6月確認)
Wikipedia日本語版「大鳥居(平安神宮)」(2026年6月確認)
コトバンク「平安神宮」(デジタル大辞泉・日本大百科全書)

記事の誤りを発見された場合はお問い合わせください。確認後、修正します。

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この記事を書いた人
もぐたろう

教育系歴史ブロガー。
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