天上天下唯我独尊の意味とは?ブッダ(釈迦)誕生の雑学

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ブッダの生涯について、数記事に渡って解説していこうと思います。まずは、ブッダ(お釈迦様の誕生のお話をしようと思います。

そもそもブッダって本当にいたの?

素朴な疑問ですが、とても重要なことです。「ブッダが存在していなかった!?」とかって話になれば、仏教の根幹にかかわる大問題に発展するでしょう。

しかし、安心してください。ブッダは実在した人物です。考古学的に存在していたことがわかっています。

ブッダはインド生まれではない

ブッダが生まれた場所と言えばインド!と思う方が多いかもしれませんが、実は違います。

ブッダはルンビニーという場所で生まれました。ルンビニーは今でいうところのネパールに位置します。

多分、クイズとかで出題したらほとんどの人が間違えると思います。

ルンビニーで出生した後、幼年・青年期を過ごした場所は、カピラヴァットゥ(読みにくい!)という場所ですが、実はどこにあったのかよくわかっていません。今でいうネパールかインドのどちらかにあったのは間違いないようですが、どちらなのかまではわかっていないのが現状です。

なので、「ブッダ(お釈迦様)と言えばインドの話だよね!」という発想は、正確にはあまり正しくないのかもしれません。

天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)の雑学

さて、ブッダの誕生で有名な逸話があります。

ブッダは、生まれるとすぐに7歩歩いて右手を上げて天を、左手で地を指しながら「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆがどくそん)と言葉を発したと言われています。

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これは、もちろん嘘(作り話)。後世にブッダが貴い存在であることを表現するため作られた逸話です。逸話だからと言って「なんだ嘘かよ!」と単純な話にはなりません。逸話であっても、昔の人々がブッダのことを強く崇拝していたことがわかるという意味では大事なお話なんです。

天上天下唯我独尊の意味は?

天上天下唯我独尊の意味は、「世界の中で、私のみが唯一尊い存在である。」という意味です。

実は天上天下唯我独尊はブッダが話した言葉ではありません。ブッダの死後、ブッダを崇めるために後世の人々が作り出した言葉です。

天上天下唯我独尊の解釈

天上天下唯我独尊という言葉は、現代において大きく2つの意味で使われることが多いです。

・傲慢さや自分勝手さを意味する場合

・「私たちは一人ひとりそれぞれが一番尊い存在なんですよ」と説く意味で使われる場合

一般的には、前者「傲慢さや自分勝手さを意味する場合」で使われることが多いと思います。なんとなく、ヤンキーとか暴走族が使っているイメージがある・・・。

実は、どちらの解釈も正しくありません。正確にはどちらの解釈が正しいのかわかっていません。天上天下唯我独尊というのは、実は意味がはっきりしない言葉です。意外ですよね!自分も最初知ったときは驚きました。確実に言えるのは、天上天下唯我独尊という言葉はブッダを尊ぶときに使われる言葉ということでしょう。

なぜ「7」歩なのか?

詳しく話すと長くなるのでさーっと説明します。

仏教では、人間は悟りを開くまで間、6つの世界を巡り続けると考えられています。これを六道輪廻(ろくどうりんね)と言ったりします。

そして、悟りを開いた者のみが、この6つの世界からのループを抜け出して、困苦のない幸せな世界(仏の世界)へと進むことができると考えられています。

天上天下唯我独尊と言ってブッダは7歩歩きました。この7歩というのは、その一歩一歩が別々な世界を意味していると考えられています。つまりブッダは7つの世界を渡ったと解釈されるわけです。

普通の人間は六つの世界を巡るわけですが、ブッダは、それに加えもう1つの未知なる世界へ渡ったことになります。7という数字には、そんなブッダの偉大さが込められているんですね。

六道輪廻の6つの世界は、多くの本やHPで解説していますが、この7つ目の世界のことは正直よくわかりません。私は、悟りを開いたら訪れる新しい世界のことだと思ってます。

と、天上天下唯我独尊という壮大な逸話を作り上げてブッダは誕生しました。

ちなみに日本ではブッダの誕生日は4月8日とされています。

ブッダはいつ生まれたのか

ブッダの誕生年は諸説あり、定まっていませんが、おおむね紀元前500年ごろとされています。

ブッダの本名は「ゴーダマ・シッダールタ(シッダッダ)」

実は、ブッダというのは本名ではありません。ブッダの本当の名前は「ゴーダマ・シッダールタ(又はシッダッダ)」と言います。

「ブッダ」という言葉の意味

多くの人が勘違いしていると思われるのが「ブッダ」という言葉の意味。

ブッダとはゴーダマ・シッダールタを指す固有名詞ではありません。ブッダの本来の意味は、「悟りを開いた人」という意味。悟りを開けば誰でもブッダなわけです。

そして、ブッダの中でも一番有名で崇められているのがゴーダマ・シッダールタだったので次第にゴーダマ・シッダールタ自体がブッダと呼ばれるに至ったわけです。

厳密には「ブッダ」という名の人物は登場していないことになるので、仏教の話を学ぶときには注意が必要です。

まとめ

今回は、ブッダ(お釈迦様)誕生についてのお話を天上天下唯我独尊のエピソードを中心にしてみました。

ブッダは、とある時期に出家を決心します。次回は、四門出遊(しもんしゅつゆう)というブッダが出家を決心した際の逸話について紹介します。

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