広隆寺の弥勒菩薩がミステリアスすぎる!【京都最古の仏像】

miroku

広隆寺は、太秦という場所にある寺院です。嵐山本線に乗り、太秦広隆寺駅で降りると駅を出てすぐのところに広隆寺の入り口があります。

清水寺とか金閣寺のようにどの雑誌を見ても載っている有名な寺院ではないかもしれませんが、お勧めの穴場スポットなので紹介したいと思います。

金閣寺や清水寺のように人で混雑するようなことも少ないので、まったりと京都を観光したい方にはうってつけです。

ぜひ、この記事を読んで行ってみていただければと思います。きっと、この記事を読んで行けば、100倍楽しめますよ!

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京都最古の寺院、広隆寺

仏教が伝来したてホヤホヤの時代

広隆寺は、京都に現存する最古の寺院と言われています。603年建立とされています。ちょうど聖徳太子が生きていた時代で、広隆寺建立も聖徳太子の影響が大きいとされています。

600年の少し前、日本では大陸から伝来してきた仏教を受け入れるかどうかで激しい対立が起きていました。この対立は宗教だけの話ではなく、当時の政治闘争も絡んだ複雑な対立であり、戦いにまで発展しています。

仏教をめぐる争いについてもっと知りたい方は、

苦難の道のり!蘇我氏の壮大な仏教秘話

仏教をめぐる日本最古の戦い!蘇我氏と物部氏

をご覧ください。

激しい対立時代を乗り越え、本格的に日本に仏教が受け入れられ始めたのが広隆寺の時代でした。この時期は、日本人だけで仏像を作るのは難しかったので、最新技術を持っていた渡来人の力を借りて、仏像制作を行っていたと考えられています。

そのため、広隆寺で造られた仏像は、京都にある他の仏像よりも特徴的な造りとなっています

その代表作が、広隆寺にある弥勒菩薩です(記事トップの写真に写る仏像)

京都の寺院は都が京都に置かれた平安期以降のものがほとんどなので、そもそも平安時代以前の寺院というのは珍しいのです。

1400年前の建物・仏像を見ることができる。

広隆寺の建物や仏像は、応仁の乱などの戦乱を乗り越え、建物が焼失せずに現存しています。つまり、

広隆寺に行けば1400年前の建物・仏像を見ることができるのです。

弥勒菩薩半跏思惟像を100倍楽しむ豆知識

まずは弥勒菩薩半跏思惟像の読み方から。初見じゃ読めないですよねこれ。

弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかし(ゆ)いぞう)と言いいます。

半跏思惟とは、思索にふけている様子を意味します。ちなみに記事トップの写真が弥勒菩薩半跏思惟像です。その様子は、まるで和風考える人です。(下は本物の考える人。見比べて似ていると思いませんか?笑)

576px-The_Thinker,_Rodin

実際に、弥勒菩薩半跏思惟像は東洋版考える人という意味で「東洋の詩人」という異名を持っています。

ちなみに、広隆寺の弥勒菩薩は日本の国宝第1号に指定されています。

なぜ弥勒菩薩は思索しているのか

弥勒菩薩は、人々を困苦の世から救うためにはどうすればよいのか?と今現在もずーっと考えています。

詳しくは、京都観光の前に知っておきたい仏像の豆知識その3をご覧ください。というか、おおむねこの記事に書いてしまったので、ここでは省略します。

わずかに微笑むその意味とは!?

この記事トップにある弥勒菩薩の写真を見てください。広隆寺の弥勒菩薩は人々を救うために思索しているにもかかわらず、ほんのちょっとだけ微笑んでいます。

変ですよね。人々を救うために一生懸命考えているのに微笑んでいるなんて。

さて、なぜ微笑んでいるのか?

それは56億年(詳しくは京都観光の前に知っておきたい仏像の豆知識その3)という長い年月をかけ、遂に人々を救う方法を発見したその奇跡的瞬間を表しているからだと考えられています。

あくまで「考えられている。」であって、今となっては本当の理由は誰にもわかりません。弥勒様はいったい何を考えているのでしょうか。実際の弥勒菩薩半跏思惟像を見ながら想像してみるのも、粋な楽しみだと思います!

神秘に満ち溢れた像、それが広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像なのです。

広隆寺に行ったら、ぜひ弥勒菩薩の顔をジーッと眺めてみてください。その不思議な笑みに必ず何かを感じるはずです。

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コメント

  1. きゅろ より:

    もぐたろうさん♪
    はじめまして (◎^▽^◎)きゅろと申します。
    私は、少し前から、スピリチュアル系のブログを書いているのですが、
    神社・お寺の違いについて調べている最中に
    運よく、もぐたろうさんのブログを発見しました。

    本当に、よく調べられていて
    面白かったし、
    当時の物部氏・蘇我氏の様子が手に取るようにわかりました。

    今後とも、ぜひぜひ、詳細の記事を楽しみにしております~

    • mogutaro より:

      きゅろさま初めまして!
      私もブログで仏教や神道に触れる機会があるからか、きゅろさんのブログはとても興味深いものでした。(とは言っても、私自身、実はあまり霊とかそういった類を信じるタチではないです・・・(汗))
      私がブログ運営者だからなのか、きゅろさんのブログを読んでいると簡潔に書かれているのに念入りに色々と調べられているなぁと感じました。私の場合、記事が冗長になってしまうのことが多いので羨ましいです(汗

      最近は、更新が停滞気味ですが、これからも多くの人に日本の歴史を知ってもらえるよう素人ながら記事を書いていこうと思います!きゅろさんのブログも今後、参考にすることがあるような気がします(笑)

  2. […] た。正直、ビジュアルには興味なく、見えなくてもいいと思っていたのだが、次回は早くから並んで最前列に行きたいと思ってしまった。広隆寺の弥勒菩薩のような優しい顔をしていた。 […]