仏教の教えを学びたい方のための仏教入門講座をやってみようと思う

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このブログでは、日本の歴史、京都や奈良にある寺院について説明をしていますが、仏教の話をちゃんとしないとどうもうまく内容が説明しきれない・・・と思うことがしばしばありました。

そこで、新たに仏教入門シリーズということで、仏教の歴史や教えについて新たに掲載をしてみることにしました。

今回は、そんな仏教入門シリーズを掲載するにあたって始めに知っておいていただきたいことを書いていきたいと思います。

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身近にあるのにあまり知られていない仏教

仏教は、日本の大半の人が信仰している宗教と言われています。日本人の場合、本人は信仰心はないと思っている場合が多いですが、ほとんどの場合お盆やお葬式などで無意識に信仰を行っています。

日本は2013年の統計的では約8470万人が仏教徒であるとされる。約7万5000の寺院、30万体以上の仏像が存在する。また、世界最古の木造寺院法隆寺があり、最古の仏典古文書も日本に存在する。一方、現代の日本人は特定の信仰宗教、宗教観を持っておらず、自らを仏教徒と強く意識する機会が少ない人も多いが、ブリタニカ国際年鑑の2013年度版では99%の日本人が広義の仏教徒とされている。

(出典:wikipedia「日本の仏教」2016/11/20)

これは、日本では仏教が宗教という観点以外にも、日常の文化・習慣にまで深く根付いているということを意味していると私は思っています。さらに、「無意識な信仰」というのはつまり仏教自体のことがあまり理解できなくても、自然と仏教を信仰できてしまうという側面もあります。つまり、日本では仏教を信仰するのに仏教のことを深く知る必要もないし、特に強い信仰心を持つ必要もないわけです。

そのため、仏教は身近な存在なはずなのに、多くの人がその仏教のことを詳しく知りません。せっかく仏教が身近にあるのに、その教えを知らないというのは非常にもったいないなぁという気がします。(私もその一人ですが・・・)

奥が深い仏教の教え

仏教の教えというのは、実はとても面白いです。仏教というのは、ざっくりと次のような宗教です。

「昔々にインドにいたブッダ様という方は、いろんなことをして困苦のない幸せな世界へ行ったらしい。私たちもブッダ様みたいにこんな苦しみだらけの世から抜け出したいけど、ブッダ様は幸せな世界へ行く方法を私たちにわかるように教えてくれなかった(後世に残してくれなかった)。それでも幸せな世界を諦めたくないから、記録に残っているブッダ様の教えや行動を参考にして、幸せな世界へ行く方法を考えよう!」

と、いった感じ。幸せな世界へ行きたい!というのは、キリスト教やイスラム教と共通した思想(いわゆる天国的なもの)ですが、そこへの行き方が仏教では大きく異なります。

自ら考え、実践する

キリスト教、イスラム教では聖典(聖書・コーラン)の教えに基づき行動することで天国へ行くことができますが、ブッダは聖典のようなものを残していません。

仏教というのは、ブッダの死後、「ブッダ様みたいに幸せな世界へ行くにはどうすればよいか?」というのをブッダの生涯などを参考にいろんな人たちが考えて、体系的に整理した宗教と言うことができると思います。

なので、キリスト教などと異なり、仏教には幸せな世界へ行くための絶対的な指針というのは存在せず、様々な人々がその方法を考え出しました。

大量の経典と宗派

仏教では、幸せな世界へ行くための方法が1つではないため、大量の経典や宗派が存在します。仏教と一言に言っても、その中には多様な思想があるのです。この仏教の多様性こそが、多くの人を惹きつける魅力でもあり、逆に仏教をわかりにくくしている一因でもあります。

日本にも様々な宗派があります。真言宗・日蓮宗・浄土真宗・華厳宗などなど・・・。しかし、どの宗派も最終的な目的は同じで幸せな世界へ行くことです。ブッダの教えの伝承が不完全(あるいは、他の人たちが完璧に理解できなかった)な結果、目的を達成する過程の中で様々な考え方が生まれたわけです。

ブッダ自身が本か何かに正確に自らの教えを後世に残していたとすれば、今のような仏教の多様性は生まれなかったはずです。

仏教は哲学に似ているかも?

繰り返しになりますが、仏教には聖典はなく、ブッダ死後、いろんな人がブッダの生涯などを参考にしながら次の命題の答えを求め続けました。

「どのようにすればブッダのように幸せな世界へ行けるのか」

その過程は、まさに西洋でいう哲学そのものではないか?と個人的に思っています。宗教と哲学は何が違うのか?というのは正直よくわかりませんが、仏教について知っていくと宗教というよりも哲学や心理学を学んでいるような錯覚を覚えます。

まとめ

以上、導入的な話をしてみました。

最後に一番大事な話ですが、「仏教入門シリーズを掲載します(キリっ」と偉そうなこと言っていますが、私は専門家ではありません。ただ、仏教のことを知っていくうちに自分の知識を整理してさらにそれをブログを通じて多くの人に知ってもらえたら嬉しいなぁという想いで始めたことです。あくまで入門であって、詳しい話はできません。

そのため、細かい点について誤りや疑義があることが想定されますが、その点については大目に見ていただければ幸いです。ただし、本筋についてはしっかり書いていきたいと思っています。

おおむね次のような人たちに向けての内容になると思われます。

・京都や奈良などで寺院観光をする前に仏教のことを軽く知っておきたい。

・仏教について学びたいけど、何も知らないからまずはネットで調べてみたい。

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